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門前の小僧も何とやら

しののめ短歌会 会報
2021年8月掲載
狭き窓世界切り取る景色見て見えぬものへと心を澄ます
問答で「什麼生」「説破」と相応ず 高みを共に目指す友あり
門前で聞きし経を諳んじる意を知らんとし仏門へ行く

当日詠(定例会時のみ)

我知我知とならぬ為だ君叫べ我はいるぞと我はいるぞと

この時のネタ元は、孟子や禅問答·禅寺の座禅からの着想から詠んでいます。
こう言う詠み方は広い意味での本歌取りと言う短歌を詠む時に使われる手法です。
尤も、問答歌や相聞歌など以外ではこうした本歌取りが敬遠されがちな傾向が増しているのは、SNSの発達に依る影響も一因ではありますが…
著作権意識と言うものが多分に影響していると考えます。
自他の関係性とも絡む問題なので、一概に良い悪いは言えないのですが、
互いを尊重出来る様な生き方が出来れば、そうガチガチにしなくても良い気はするのです。
そうではない世の中であるからこそ、作り手を守る為の権利が法律で規程されてるとも言えるのです。
取り留めのない話しで脱線してしまいましたが、外の空気に触れてやり取りし合うからこそ生きていけるのではと思うのです。
では今日は、これぎり。

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