三田典玄の記事はこちら

三田の記事はこちらにあります。

http://optronics-media.com/category/publication/%E4%BD%9C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%A6%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%EF%BC%9A%E5%85%89%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%A8ict%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%BE/

しかし、IoT(Internet of Things)ってのはなにさ、ってよく聞かれるんだが、25年前もやってたんですよね。つまりハードウエアとソフトウエアを組み合わせて、新しい世界をつくりましょう、ってやつです。いや、今でもいっぱいあるし、これまでもいっぱいあるんです。でも、25年前と今が違うのは、あの時代は、ハードウエアの値段が高くて、お金をたくさん持っている企業くらいしか、そういうことはできなかった。でも、今はかつては1億円したコンピュータが1万円になり、毎月100万円かかっていた通信回線が2千円くらいになり、と、個人でも使えるようになってきたよ、ってことですね。

それが一番の変化。

たとえば、25年前でも、某大企業の工場では、人工知能つきのロボットが工場の中を走り回って、工具とか資材を運んでいたのです。ぼくはこれはすごいねぇ、と、そのロボットの前に足を出すと、そのロボットはぴたっと止まって、ぼくが通り過ぎるのを待っていた。つまり、お金さえかければ、その時代でもそういうものはあった、ってことです。

だから、IoTも人工知能も、今やっと出てきたものじゃなくて、今それが劇的に安くなった、ってものなんですよね。これが本質だよ。

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