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Raspberry Piに最適なキーボードって、これ?

【現在のRaspberry Pi製品群の種類】
実は初代からRaspberry Piを使って、IoTの様々なプロダクトの試作品を作っている。今のRaspberry Piは、(1)速度は遅いが組み込みを意識した低価格で小さくて低消費電力のものと、(2)小さなPCの代わりに使いたい、という要望に応えるためのスペック重視で消費電力が大きくても気にしないもの、(3)仕事での使用に向けてアプリケーションのハードウエアに載せるもの(Compute Module)、という、大きく分けて3つの製品群に分かれている。教育などで使われるのは(2)が多いが、ときどき安価であるという理由だけで(1)が使われることもある。私が使うのは、(1)か(2)が多い。

しかし、毎度悩ましいのは試作品のプログラムを書く前の「最初の本体設定時のキーボードとマウス」だ。

【自分なりの開発スタイル】
通常の私のRaspberry Piでの開発は、たいていは標準のLinux系OSが動くと、まずはそこでsshdが動いて、ネットワーク経由で外部からsshでログインできるように設定する。もちろんDHCPで割り振られているIPアドレスを知る必要もある。ここまでは本体のキーボードが必須だ。デフォルトのGnomeなどのGUIが動いていればマウスも要る。次にネットワーク経由で他のPCのsshクライアントから接続し、文字ターミナルで詳細な設定からRaspberry Piの使用を始める。使い慣れたPCのキーボードと画面が使えるところまでいくと、まずほっとする。しかしその前まではどうしても本体に接続したキーボードもマウスも使う必要があったりする場合が多い。そこで、最初だけキーボードとマウスをそれぞれにRaspberry PiのUSBインターフェイスにつなげて使うのだが、毎度煩わしい。

【自分で使っているRaspberry Pi用のキーボードはこれです】
そこでマウスかそれの代わりになるものが付いたキーボードを探していたのだが、写真(写真は背後から)のものを使うようになった。キーボードに向かって右上の小さなトラックボールとその左右のボタンがマウスの代わりに付いている。中にUSBハブも入っていて背後に外部マウス用のUSBソケットもある。どうせsshdの設定ができて、DHCPで取ってきたIPアドレスを得るまでの間だ。キーボードそのものが小さくて邪魔にならなくて、ポインティングデバイスは使いにくくても構わない(実際、このトラックボールのボールは小さくて長時間は使いにくい)。外部からの接続ができる前までは、ディスプレイも小さなもの(私の場合はHDMI入力のついた7インチのもの)をつなげている。

このキーボード、案外いい感じで長く使っている。

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