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両手にスマートウォッチ?

【スマートフォンは二台体制】
AppleWatchも使って見た。今も時々使う。しかし、自分のスマートフォンはいろいろと経緯があって、「Android」「iPhone(iOS)」の両方を常に使う。それぞれ役割が違うのだが、片方が電池切れなどのトラブルで動かなくなったときなど「1台だけ」のときよりも、災害時なども含めた安全性が増す、というのが最近はあるよな、とも思ってもいる。なによりも回線が同じ会社だと、インフラの停止もけっこうある昨今だ。「2台持ち」で、それぞれ違う回線業者にしている。いくらスマートフォン1台にこれでもかと機能を詰め込んで(時計機能もあるから、実際にはスマートウォッチがなくても、スマホだけでなんとかなるしなぁ。)も、回線がつながらなくなったら、どうしようもない。

【スマートウォッチの機能分散】
そして、スマートフォンにつながるスマートウォッチ。スマートフォンが多機能で充実すれば、腕を縛る感触が無い、ということの自由さを感じられて良い、ってこともあるが、ビジネスの現場では腕時計は、自分としては「ビジネスの緊張感」をもたらすものなんだな。これは自分としては若い時からそうで、朝起きて、洗面所に行き、身繕いをしてから自室に戻って腕時計をすると、そこで、ビジネスモードに入る、というルーティンができているので、身体が慣れている。だから、理屈と言うよりも「慣れ」であって、オシャレの問題でもない。自分の世代ではそういう人も多いんじゃないか?とは思っているが、実際にはどうなんだろう?。

【しかしながらスマートウォッチの時代】
もともと、AppleWatchは「お金持ちの高齢者」を相手に「高齢者の健康管理」を目的に作られ、高齢者の健康管理機能が重要、ということで、世間に認知された。既に1980年代からスマートウォッチはPCにつながるものなども作られたことがあったわけだが、なかなか流行らなかった。しかし、Appleは高齢者(特に医療費も健康保険料も高額な米国の高齢者)を相手にすることで、「健康管理」をキーにスマートウォッチを成功させた。若者のおもちゃではない、というところが、成功のカギだった、とも言えるだろう。もっとも、それが日本に来たときは「若者のおもちゃ」になった。それは、日本では高齢者は米国に比べて遥かに安い医療費で守られているので「健康管理デバイス」の市場が無かったからだ。そして、Appleの真似をした多くのメーカーがスマートウォッチを出すようになった。今や花盛り、という感じだ。

【最近見る「右手にウォッチ」】
最近、様々な映像や町中で、スマートウォッチを右手につけている人が増えているのを感じる。見ている映像の中で何気なくキーボードを叩くミュージシャンの手にはウォッチがあるが、それが右手についているのを何度も見た。決済機能など、特に身体の右側にあるほうが便利な機能が多くあるのだろう、とも考えるが、従来の感覚からすると、なんとなく不自然な感じがする。たまたまその人が左利きだったのでは?ということもあるかもしれないが、それにしても多いな、と、最近は思う。YouTubeなどでも、最近は右手にウォッチが便利、などの動画もある。

【日本だけの事情を見る】
スマートウォッチでは日本だけの事情、ってのがある。その背景を書くと長くなるので結論だけ言うと、まず、現状ではAppleしか心電図(ECG)の機能が正式には認められていない。SAMSUNG Galaxyなどにも同様の機能はあるが、日本版では削除されている。また、NFC/Felicaなどでの決済機能なども、ウォッチが持っているのに、日本では使えない、という機種も非常に多い。この規制、日本ではかなりの高級機種でも行われている。なんとかならんものか、とは思うが、今のもままではなんともならないんだろうなぁ。また、スマートフォン自身に(スマートフォン経由ではなく)回線に直接接続できる機能があっても、それが自由に使えない、ということも多い。結果として「なんのための回線接続機能か?」なんということになることもある。

【結局複数の。。。】
とにかく面倒。決済機能はこっちのスマートフォンとスマートウォッチのペアで、このアプリはこっちのスマートフォンとスマートウォッチのペアで。そんな感じになって、両手にスマートウォッチ、という感じになってしまうことがある。滑稽であることはわかっていても、機能を考えるとそうせざるを得ない。いずれ、慣れるんだろうけれども。

【両腕にこれでもかと】
実際、中国などの「小金持ち」と言われる人と以前会ったときは、日本円で明らかに1万円もしないスマートウォッチを両腕に3個ずつつけて、見せびらかすがごとく付けている人なんかも見たことがあるが、自分としては
やはり、あれはないよな、と思ってしまう。品がない。と思ったこともある。そこまで行かなくても、最近は「右腕に決済用・健康用」「左腕にその他の機能用」というスマートウォッチの使い方はこれから常識になるもかも知れない。少し慣れておくしかないのだろうか?

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