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「お騒がせ系YouTuber」は終わりかなぁ、というお話。

【時々見るけどね】
なにかとあれこれ言われる、いわゆる「お騒がせ系YouTuber」の世界は、そろそろ終わろうとしているなぁ、でも週刊誌のゴシップみたいなもんで、なくなることはないんだろうなぁ、と思って、時々見ている。

【「不登校」も珍しくない世の中】
そんな中で今のお騒がせの旬は「ゆたぼん」という「登校拒否の子供」のことだな。本人がYouTuberとして表に出てはいるが、まぁ、親も子供の登校拒否を称賛し「親子でYouTubeで稼いで食う」をやっている。そういう人もいるんでしょうなぁ、くらいな感じではあったけれども、日本の社会の中ではかなり時代遅れな場所と言われている公教育(これには厳密な定義がある)に馴染めない人は多く出ていて、学校に窮屈さを感じる子も親も多いので、日本では適当に大きなマーケットではあって、マスコミの一部に出たこともあって、話題ではある。「こんな親子がいるんだ」という、珍しいものを見ているような、そんな感じだ。

【フォロワーの草刈り場】
そこそこフォロワーがいるのに、アクセス数は最近伸び悩みで、むしろこの親子の行動をdisる人たちの動画が、寄ってたかってこの親子の言動を笑いモノにしてアクセスを伸ばしていて、本人のところのアクセスはあまり伸びないので、現状は「アクセス数・フォロワーの草刈り場」とも言う人もいる。この親子のビジネスとして、そろそろ終わりには近い感じがあるんだが、おそらく、それは本人たちもわかってきているんだろうな。この先、細々と続けていくのか?それとも新機軸を用意して一発逆転なるか?というのが外野としては見ものではあるんだが、一家心中みたいな悲惨な結末だけはやめて欲しいな、とは思う。まぁ、まだ稼いだおカネはあるようだから、そういうことはないかとは思うけれども。

【なんか遠くなった「あの選挙」】
思えば、国政選挙で出たガーシー・N党なんかも選挙での当選が終わると、当選したガーシーはYouTubeでBANされ、主戦場から離れた「外野」に撤退した感じがする。本人も日本の国会に出るのか出ないのか?わからない。N党も党首のアクセス数稼ぎに頼らざるを得なくなってきた。

【YouTubeも日本の「普通の社会」】
YouTubeというのは「無法地帯」みたいに見えるけれども、現状にあってはGoogleという世界企業の一部で、日本という地域においては日本の世の中の流れに合わせた規約や方針で動かざるを得ず、動画投稿者はその規約に従っての動画投稿が求められる。道路を使うなら道路交通法に従っていないと事故を起こす。左側通行の車道で右車線で自動車運転するなよ、みたいなのと同じだな。

【YouTubeで夢を見させる社会】
少し前、テレビなどで名前も顔も売れた芸能人がYouTube活動に軸足を置き直し、テレビなどのマスコミの「終わり」が言われる時代になったような感じがあった。とは言うものの、高齢者が増える今の日本ではマスコミに情報を頼る人もまだ多い。私も面白そうだな、と、Googleが買収する前のYouTubeに登録してアップロードしてみた。今は普通のGoogleアカウントで使っているけれども、アクセス数やフォロワーを稼ぐためではなく、知人に知らせたいことがあるから、という程度で使っている。しかし、誰でも動画を作ってアップロードできるYouTubeは「誰でも有名になって社会で生きやすくなる」幻想を抱かせるのに、十分なプラットフォームだ。実際のところ、YouTubeで多くのアクセスを稼いで、多くの「知らない人」に見てもらう、ってのに、マスコミ以外の「道」はできた。しかし、実際には「もともとマスコミなどで有名になった人」「内容、編集、プロモーションにお金や労力をかけた人」しか「有名」になれない。また、有名になったとしても、その有名になるだけの本物の実力がある人しか、長く続くこともない。底の浅さはすぐにバレてしまう。いろいろな意味で、マスコミも含めた実社会と同じだ。まぁ、例外はあるけれども、あくまで例外は「例外」でしかない。

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