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未来を考えるとき、覚えておきたい数字

「市民(公益)活動やNPOにとって大切なことは、1歩先の視野を持って、半歩先の事業をつくること」(ソシオマネジメントVol.1)

IIHOEの川北さんが、高い事業水準になるNPOの運営者に「NPOにとって大切なことは何ですか?」とたずねたときに、複数の方から上記回答が返ってきたそうです。

川北さんの講座に参加した際に、頭に入れておきたいなぁと思ったのが、これからの日本の人口動向。

都会で子供を育てていると、近所は子供だらけで「人口減少」を実感しづらいのです。いつかやってくる他人事の問題、ではなく、もうすぐそばまでやってきている(むしろ渦中)のだと認識するために、いつ、どれくらい減るのかを感覚として分かっておきたいと思いました。

・・が、何回覚えても1週間後にはもう忘れてる・・。(悲しき記憶力)自分の勉強もかねて、noteにアウトプットしておきます。●のついている太字の部分はいづれもソシオマネジメントVol.1からの抜粋。

●1990年~2010年の20年間に、0~14歳の子供は568万人減り、65歳以上の高齢者は1435万人増えている。

2019年時の兵庫県の人口が553万人、東京の人口は1350万人、山梨県が83万人(参照)ざっくりと、この20年間で、兵庫県の人口分の子供が減って、東京都+山梨県の人口分65歳以上が増えたことに・・。

ここから10年後の、2030年を考えたとき。増えた1435万人の65歳以上は、介護保険を利用する確率の高い85歳以上へ移行していきます。

●2010年~2030年の間に、85歳以上の高齢者は467万人増えるのに対し、その世代の医療や福祉、年金を支える生産人口(15~64歳)は、1,331万人減る。

2019年時の福岡県の人口が515万人、東京の人口は1350万人。ざっくりと、2010年時から比べて、2030年は福岡県の人口分85歳以上が増え、東京の人口分、働き手が減る。

こうして具体の数字で見ると、かなりのインパクトがあります。グラフの急降下っぷりもすごい・・。あらゆる環境が目まぐるしく変化し、予測できない時代(VUCAの時代)と言われますが、人口の動きは確度高く予測できる数字です。

人口推移

これまでは、仕事を引退したけれど体は元気な65歳以上が地域の行事を支えてくれていましたが、2030年以降はその地域を支えてくれていた人たちが85歳以上になり、地域の自治が難しくなるだろう、とのこと。

自分が所属している町内会や夏祭りの様子を見ても、それらを支えてくれているのは確かに65歳以上の地域の方々なので、とても実感できます。

これだけ働き手が減っていく時代、ということを踏まえた上で、どんな未来を描きたいのか、考えたいと思います。

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