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DRIVEキャリアの日々

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働く人の思いとやりがいをマッチングする求人サイト「DRIVEキャリア」で事務局をやっています。仕事で感じたことを中心につづっています。 DRIVEキャリア:https://dri…
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#NPO法人ETIC

リモートワークをハックする。生産性を上げるための試行錯誤あれこれ【心身すこやか編】

東京に3度目の緊急事態宣言が発令されて初めての月曜日となりました。 もともと週3くらいでリモートワークしていましたが、コロナ禍に突入したこの1年間はフルリモート。オフィスも引っ越し、縮小したので、一時的な措置というよりは、半永久的にこの働き方が続きそうです。 リモートワークは、通勤時間がなくなり、時間を有効活用できるメリットもありますが、仕事とプライベートの境目が曖昧になって、働き過ぎたり、逆に集中できなかったりするデメリットもあります。必須、自己管理! 今日は、この1

「未来に資する仕事がしたい」と思った時、あなたの頭に浮かぶ存在になりたい

春になると、保育園に子どもを初めて預けた日のことを思い出します。 下の子は0歳11ヶ月で保育園へ預けました。24時間ずっと一緒にいた赤ちゃんが、初めて自分の元を離れる瞬間。じっと私を見て、目を見開いて、必死に大泣きする姿を見ると、心が痛くて。 あの子も頑張ってるんだから、私も頑張らなきゃ、と思いながらポカポカ暖かい春の土手を涙を飲み込みながら帰りました。 この時の頑張らなきゃ、は、稼がなきゃというよりも、価値を出したいな、という気持ちでした。私が働いた時間が、ちゃんと誰

将来NPOで働きたい。どんな事を意識してキャリアを進めていけばいい?

この記事は、NPOマネジメントvol.71(IIHOE発行)の誌上マネジメント相談の内容と日々のご相談で感じていることをベースに執筆しています。 NPOに新卒で入るのは、なかなか難しいことが多いです。 小さな組織が多く、即戦力を求める傾向にあるから。金銭的にもスタッフのキャパシティ的にも、ゆっくり人を育てる余裕がないところが多いです。 では、新卒ではなく、将来力をつけてからNPOに転職するキャリアを思い描いた時、どんなことを意識してキャリア選択すると良いのでしょうか?

マインドフルネスと嫉妬心を解消する方法

先日、あのたまさんのnote「嫉妬するのをやめたい!嫉妬心を解消する方法」を読んで、ジェレミーハンターさんのマインドフルネスを思い出しました。 私、「マインドフルネス=瞑想でしょ」と雑な理解をしていたのですが、「どうやらもっと深い世界らしいぞ」と昨年、ジェレミーさんの講座に出て気づきました。 マインドフルネスを理解するには、まず、マインドレスネスから理解することが必要、とジェレミーさんは言います。 マインドレスネスとは、人が無意識に動く状態のことです。テスト前なのに部屋

NPOで働く面白さって何?

「社会に良いことを仕事にしたいから、次はNPOで働きたいんです」というご相談を受けることがあります。 大前提として、社会に良いことをしているのは、NPOだけではありません。誰かが必要としてなければビジネスは成り立ちませんし、公務員の方々がいなければ私たちの日常生活もままなりません。 しかも、NPOは小さな組織も多いので株式会社と比べたら給与が低いところも多い。じゃあ、なぜNPOを選ぶのか?NPOで働く面白さってどんなところにあるのでしょうか? ※本記事は、株式会社とNP

アントレプレナーシップとは「ご機嫌にはたらく」ことなのかもしれない。

最近、土地ごとに方言があるように、職場ごとにも特有な文化と言葉があるな、と感じています。 例えば、今の職場(NPO法人ETIC.(エティック))に入職してから、「ご機嫌」という言葉をよく耳にするようになりました。あまり聞かなくないですか、「ご機嫌」。 「~さん、〇〇の(団体・会社)でご機嫌に働いてるよ」のように使われます。この「ご機嫌」には、ただ単に「気分がいい」というだけでなく、「やりがいをもって」「元気に楽しく」「前向きに」のようなニュアンスも含まれています。ちなみに

違和感を手放さずに、腹が決まるまで踏みとどまる

DRIVEキャリアで転職された方に取材する【未来を創る仕事への転職インタビュー】。先日、株式会社ケイスリーに転職された今尾さんに取材させていただき、記事が公開されました。 約10年あまりの間に、金融機関、海外の大学院、国際機関、ベンチャー企業・・セクターも国も超えて、どんどん転身されています。 最初お話を聞いたとき、この軽やかな生き様がまぶしかったのですが、学ぶべきは、金融機関に勤めていた10年間の方なのかもしれない、と思うようになりました。 新卒から10年くらい金融機

大事なコトは「分かりにくい」の裏にあるのかもしれない。

年末に、この冊子を読み込みました。 IIHOEさんが出しているソシオ・マネジメント vol.11「2030年代の東京に、どう備えるか?データで見る東京の『これまで』と『これから』」。 IIHOE代表の川北さんの解説動画つきで申し込んでいたのですが、年末年始休暇中にじっくり堪能できました。 高齢者率、高齢者の独居世帯率、要介護認定率、1人あたりの医療費・・ただの数字の羅列でしかない、あらゆるデータを、円グラフや折れ線グラフにしたり、数字と数字を割り算して割合を出したり、比較

新しい生活様式をつくるために

まとめてお金つっこもう、と決めたのは、 オフィスの移転が決まった頃でした。 コロナ禍が始まってから基本リモートワークの日々でしたが、 新オフィスは、リモートワークがベースの設計。 一時的に仕事のやり方が変わるのではなく、 半永久的に自宅で仕事をすることになりそうな見通しです。 それまでは、物置となっていた部屋の片隅で、 引き出しが壊れた狭い机に向かって働く日々でした。 「手帳を広げたい」と思ってもちょっと動けば物が落ちる。 何より腰が痛い。背もたれのないスツールは、気づく

作り手とつながる世界

過去に2回、本の感想をブログに書いたら、 作者の方に届いたことがありました。 そのうちの1回は、 「来月鹿児島に行く予定があるから、会いませんか?」 と言って頂き、実際にお会いしました。(当時は鹿児島在住でした) 上記はもう10年以上前の出来事ですが、 今はさらに作り手と受け取り側の距離が近づいている感があります。 NiziUのように作る過程も全部オープンにして、 受け取り手も一緒に作っているような気分になるものもありますね。 そんな中、些細な偶然により、 作り手とつな

“Use it, or lose it.”

キャリアハックに掲載されていた、脳神経発明家・青砥瑞人さんの記事に、こんな文章がありました。 脳の学習はすごくシンプルで、“Use it, or lose it.”が原則。使われれば、神経が細胞分子レベルで変化する。使われないと、構造を担保するエネルギーが無駄ですから無くしていく。「プルーニング(刈り込み)」と呼ばれる適応反応、脳の整理整頓が行われます。 使えば使うほど磨かれる、使わなければ衰退する。筋肉も脳みそも同じです。私にもこれを実感した出来事があります。 今から

自分のことは、自分では分からない

自分のことは、他人に聞かないと分からないものですね。 私ってこういう人間じゃないか、と思っている自己理解は、 単なる思いこみであることも多い。 自分を理解するには、人との比較が必要ですが、 比較すると、自分が「持っているもの」より「持っていないもの」の方に目がいくからです。 それは、人ではなく自社サービスも同じです。 昨日、DRIVEキャリアを利用して採用に成功した団体さんにインタビューさせて頂きました。「どうしてDRIVEキャリアを選んだのか?」「良い人と出会うため

Stay Homeと、社会をつなぐ「想像力」

ご飯を食べられる。清潔でいられる。安心して眠ることができる。誰かから愛される、必要とされる。自己実現に時間を使うことができる。 マズローの5段階欲求のピラミッド。コロナや大雨などの災禍により、社会のどこかで、ガクンと階層が落ちてしまっている人がいる。その事に、どれだけ想像力を働かせられるか、そして手を差し伸べられるかー。 そんな話が、ミーティング中に出てきました。 在宅勤務が始まって早4ヶ月。家で仕事をすることで、自分と違う立場の方々を感じる機会が、大幅に減ったように思

感情に飲まれず、自分の望む結果を手に入れるには?

「お久しぶりです、お元気ですか。実は、貴子さんにお礼を言いたいことがあって」 電話越しに聞く懐かしい声に、思わずテンションが上がります。電話の相手は、2年前、とあるプロジェクトに一緒に取り組んだ方。連絡をとるのは1年ぶりくらい。 「私、あの時のプロジェクトの打ち合わせでzoomを初めて知ったんです。全然そういうの分からなくて。でも、あの時に使った経験のおかげで、このコロナ禍ですごく助けられたんです。だから、貴子さんにどうしてもお礼が言いたくて。本当にありがとうございました