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トルコ・シリア大地震 「日本のような対策をしていれば…」PKKがトルコ軍の無能さを批判

アナトリア南部で発生した大地震は、死者4万人を超える未曾有の大災害となっています。トルコ領内では遅すぎる対応、シリア領内では支援の妨害とエルドアンのトルコ政府の対応が被害の拡大につながりました。

https://agora-web.jp/archives/230216001138.html

こうした中、トルコ国家が「テロ組織」と敵視するクルド勢力・クルディスタン労働者党(PKK)の最高幹部ジェミル・バイク氏が、いざという時に役に立たないトルコ政府・軍のあり方を批判しています。

因みにPKKは地震を受け、武装闘争の一時停止を宣言しており、震災の翌日に被災地を砲撃するトルコとは対照的な姿勢を見せています。

バイク氏は、トルコ軍について「我々への攻撃は何より早く実行するのに、災害時には機能を停止する」と指摘します。これはトルコ軍の体質をよく表しています。というのも、トルコ軍は実のところ、国民を災害や外敵から守ることより、クルド人への攻撃のために存在しているからです。事実、トルコの陸軍部隊の多くは、”クルディスタン”に配置されています。


Wikipediaより

朝鮮戦争、キプロス侵略、アフガニスタン派遣などを除けば、最近のシリア侵略も含めトルコ軍の任務の大半がクルド人との戦いです。

今回、多くの救出劇が伝えられる中で、軍の活躍を耳にするのが少ないのには、自国民を助けることより殺すことに注力してきたからかもしれません。

バイク氏は最後に「もし日本におけるような対策を講じていれば、人々はこのような辛酸を舐めずに済んだ」と締めくくりました。

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