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東京行きのススメ 中央に圧力をかけるということ

福沢諭吉が信用ならない人物だと知ったので、このタイトルもどうかとは思うのですが、今回はその話をしたい訳ではないので、深入りはしません。 
この辺り↓を参考に、後は調べてみてください。

それでも使いたくなってしまう「〇〇のススメ」は優れたキャッチコピーだとは思います。

それで何が言いたいかと言うと…東京に行ってほしいのです。地方の人にも。

私は東京の憲法改正反対のデモに関わっています。状況の厳しさを反映して、最近、名称が「改憲発議阻止デモ」に変わりました。
デモの告知を出すと、「私は遠方だから行けないけど、行ける人はよろしく」のような書き込みをされる方が結構多いです。
首都圏の人口は約2千万人ですから、そこの人たちが何とかするべき、と思うのは自然なことではあります。
ところが、首都圏に住んでいる人でも、今の日本の状況をきちんと理解している人は少ないし、理解していても、行動を起こそうという人はさらに少ないのが現状です。だから、地方住まいでも「わかっている」方の力を借りたいのです。

冒頭の写真ですが、「60年安保闘争の際に国会議事堂を取り囲む人々」の写真と言われています。私もリアルタイムでは知りませんが、ドキュメンタリー番組(NHKのね)を見ると、デモ参加者へのインタビューなどから、ここに集まった人たちは首都圏の人ばかりではないことがわかります。「居ても立っても居られなくなり、長距離列車に飛び乗った」などと、かなりの遠方からも人が駆けつけているのです。

なぜここまで安保反対運動が盛り上がったのか、誰かがお金を投入して扇動した疑惑もありますが、それでも、この頃は、多分今よりは報道がまともで、多くの人が報道を通じて危機感を共有できていたのではないかと思います。
今はNHKはじめ主要メディアは、国民にとって大切なことほど報道しません。だから、改憲発議が近いことも知らない人が多いのです。
主要メディアは支配層の持ち物ですから、報道されることよりも報道されないことの方がずっと重要ですので、報道しないことにより「彼ら」の本気度もわかるというものです。

憲法審査会では、衆議院憲法審査会が主張する「衆議院議員の任期延長」に対して、参議院憲法審査会では、自民党の委員の間でも「参議院の緊急集会の制度を尊重するべき」という異論があり、議員任期延長改憲には見直し案まであったそうですが、8月2日開催の憲法改正実現本部の作業部会の会合で、大筋の意見集約ができた、とのことです。
今後は党内全体で意見集約が図られ、党議拘束になっていくのではないでしょうか。改憲に向けて、自民党が一丸となるということです。

自民、任期延長で大筋一致 衆参、改憲作業部会(共同通信) - Yahoo!ニュース

自民党一党だけでも、「衆議院100人、参議院50人の賛成議員」という、改憲原案の提出の要件を満たすのですが、憲法審査会の閉会中審査を開いて、改憲5会派で意見集約を行ったうえで、改憲原案の国会提出に持って行く方針のようです。

残念ながら、私たち一般市民に打てる手は多くはありません。私たちの武器は数しかありません。「憲法審査会に意見を送る」も正しいのですが、相手がパンクするほどたくさんの意見が送られなければなりません(同じものをたくさん送りつけるような「嫌がらせ」はダメですが)。自民党や議員事務所にFAXを送ったり、電話をかけることも同様です。
意見を直接伝えることは重要なので、私もやっていますが、一度も政治の現場に行かずに、意見を送るだけで改憲を止めることができるでしょうか。
もちろん、デモ1回やっただけで止まるわけでもありません。できることは全てやらなければなりません。
でも、「意見を送る」こと一つとっても、FAX送るだけよりも、議員事務所を訪問して、秘書相手でもひと言添えて手渡しする方が効果があると思います。「直接人が来る」ということは圧力になるのです。

地方住まいの方にもやってほしいことがあります。地元選出議員の事務所を訪ねて、直接意思を伝えることです。できれば、同じ選挙区の人と複数で束になって行くのが効果的です。でも、そういう私も地元に友だちがいないので、行くときは一人で行きます。次善の策です。

地方に住むことには不当なリスクがあると思います。私も去年までは東京に住んでいましたが、今は地方住まいなので、改めてそう思います。公共交通が不便なので、車を運転しなければならないこと、運転しないなら不便な生活を我慢しなければならないこと、抗議する相手である「国」が基本的に中央(つまり東京)にあること。その中央に行くために、多額の交通費と時間がかかること…少なくないの費用がかかるのに「東京へ行ってほしい」というのは、不当なお願いだとは思うのですが、考えてほしいのです。

私たちは、政府与党自民党の暴走に対して「NO」を突き付けなければならないところに来ています。抗議すべき相手は東京にいます。
地方住まいの方にも、年に一度でもいいから、東京行きを計画してほしいと思います。それも、ずっと先ではなく、なるべく近いうちに。
もちろん、仕事や家庭の事情で、どうしても地元を離れることができない方もいらっしゃるでしょう。仕事をクビになってしまったら誰も助けてくれないかもしれません。それでも、もしかしたら可能なときもあるのではないかと、考えてほしいです。

私は九州に住んでいますが、度々東京に行き、デモに参加しています。ジェットスターなどLCCが就航している地域だと、関西圏から新幹線、よりも交通費が安いときもあります。時間と飛行機の便の関係で日帰りは難しいので、東京か近郊に宿泊することになるのが難点ですが、私はカプセルホテルをよく利用して、宿泊費を安く抑えています。神経質な人は辛いかもしれませんが、慣れるとカプセルも結構快適です。意外にお金をかけずに行くことも可能だと知ってください。

国の政策に抗議もできなくなる時が近づいています。
緊急事態条項の目的のひとつは「言論の封殺」です。
日本政府は米国の要求のままに戦争をするつもりですが、反対意見を封じなければ戦争はできません。このままでは、治安維持法下のような暗黒時代が再び来るでしょう。
「ワクチン強制」も、私は起きると思います。日本国内に製薬企業が拠点を置き、工場もつくっていることから、製品を消費させなければならないからです。
そんな暗黒社会になる前に、政治の現場に近い場所で意思表示をしませんか?

私はこちらのデモの関係者なので、「改憲発議阻止デモ」をお勧めしますが、もちろん違うデモでも構いません。気に入ったデモがなければ、自分が主催してもいいのです。官邸前なら、プラカードを掲げて一人で立つだけでも、警備の警察官が「何に対して反対しているのか」を報告していますので、FAX一枚よりも効果があると思います。
でも、「改憲反対」に特化してからだけでも、もう2年以上(その前は「新自由主義に反対」というテーマでやっていましたが)も、毎週やってくれているデモがあるので、一度は参加してみてはどうかと思います。
少しでも参加者の人数を増やしたい、というのが私たちの願いです。
どうか、前向きに参加をご検討ください。

【改憲発議阻止デモ】
毎週木曜午前◎衆議院憲法審査会が開かれる場合
9:55~ 国会議事堂前駅3番出て直ぐ(審査会の議場の正面)審査会終了時刻まで
※憲法審査会が開かれない場合   10:30~   官邸前
※途中で衆院第2議員会館前に移動する場合あり
万一官邸前にいない場合は議員会館前も探してみてください

【参考】衆議院憲法審査会H.P.
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kenpou.nsf/html/kenpou/index.htm

【参考】衆議院インターネット審議中継
※前日午後3時以降、翌日の新規中継予定が載ります。
※閉会中審査も中継されますので、中継予定も出ます。https://www.shugiintv.go.jp/jp/

鳴り物、プラカードご持参歓迎
プラカードは予備もありますので、手ぶらでも大丈夫です。
途中参加、退出自由。短時間でも構いません。
スタンディングで応援してください!
スピーチしたい方は申し出てください。
雨天決行です(よほどの荒天なら中止の場合あり)。
毎週やっていますので、予定してください。

告知、参考記事

告知:@nocovertwar さんの固定ツイートご確認くださいhttps://twitter.com/nocovertwar?t=aeA-Uonxv4PeI4LlPJd2jQ&s=09

お問い合わせ:(金森までメールかお電話で)
メール norik_9568@yahoo.co.jp 
電話 09018369545

地図:国会議事堂前駅3番出口

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