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産業保健おしゃべり会

ふと、思い立って、週に1回、主に産業保健職向けに「おしゃべり会」なるものを3月から開催しています。私自身も良い気付きになり、細く長く、定期的に続けていきたいな~と思ってます。

産業保健職だけではなく、産業保健活動に関わる職種、なんとなく興味がある…そうした方にも参加いただければな~と思ってます。

なぜ、おしゃべり会を開催しようと思ったか。

Twitterを積極的に使うようになり、産業保健に関わる人とのつながりが形成されるようになりました。皆さんのTwitterを読んで、産業保健職は働く職場で、色々ともやもやとしたり、イラっとしたり、楽しいと思えることがたくさんあるけど、、、「わかる―」という共感を職場では得られにくいのかもと、思いました。

その理由として、企業内には医療専門職が数少ないため、企業の中ではなかなかおしゃべり相手がいない一人職場だったりする方も多いということにあるからだと考えてます。

そんな環境で働いている、なかなか気軽なおしゃべりをすることが出来ない産業保健職が日常のちょっとした疑問、セミナーでは質問していいか迷うようなことを気軽に口に出せる場所が必要なんじゃないかなと思いました。

そこで思い出したのが、まだ若き頃、自分が臨床の研修をしていたころのことを思い出しました。1日の終わり、先輩と医局や病棟で話して、その日に起こったことや翌日の対応で気がかりなことをちょっとお話して、アドバイスをもらい、その次の対応に役立てる…そうしたおしゃべりが結構あったな~と思い出しました。

産業保健職は、職場では医療の専門職として、何らかの意見を出さなければなりません。しかし同僚でその意見をすり合わせる場所がない…じゃ、気軽に聞いても大丈夫な場所を作ってみよう。

ということで、井戸端会議というイメージで、週1回、zoomにてオンライン開催をしてます。


どんな人が参加しているのか…

毎回、初めましての方が参加してくださるのはありがたいな~と思っています。いつも参加してくださる方も、いて、ちょうどよいバランスが取れているように思います。

職種は3割が産業医、7割は産業保健師や看護師の方。全国各地から参加いただいているのが、オンラインの強み

そして、時々、勇気をもって、初期研修医の方や学生さんも…

結構、職場のリアルなお話になることも多いので、研修医の方や学生さんには刺激強めなところもありますが、将来の進路の選択肢として、産業保健を選ばれるなら、少し、こんなリアルなお話があってもいいのかもしれません。

毎回コンスタントに7~10名参加いただいてます。

どんな話をしているか。

私の話の最初の振りは…

「今週の聞いてほしいことあります?うれしかったこと、つらかったことなどなど…」と伺うことにしてます。

また、参加者の皆さんのtwitterの書き込みなど拝見して、「業務がうまくいったようだけど、何があったのー?」というような声かけをします。

皆さん、守秘義務がありますから、詳細まではお話できないこともありますが、その週の良かったことや業務の中で迷ったことを話、それをみんなで、喜んだり、次のステップに進むためのアイデアをお話したりしています。

産業保健の面白いところですが、正しい答えは一つではありません。企業の特色によっても変わりますし、状況によっても変わります。対応方法の引き出しをいくつか持っていることが、強みになる場合もあります。

対応方法の引き出しって、一人では増えていくためには限界があり、色んな視点から物事を見ていく必要もあり、なかなか難しかったりします。そうした中で、色んな人の経験を共有することで、引き出しの素を作れたらいいなと思っています。

「私は似たような場面で、こういう風に対応した」と、誰かがお話すると、あーなるほど、、、となるわけです。

それが参加者みんなの経験値として共有されると、産業保健職の方の明日が、より良いものになっていったらいいなと思います。

翌週などに、対応についての結果の共有があり、さらに新しい気付きを参加者の皆さんに持ち帰っていただけることもあります。

皆さんのお話を聞いていて、私も楽しく過ごすことが出来てます。


抱え込まないことの大切さ

悩みなど、どうしても抱え込んでしまう場面は多々あります。しかしながら、それが続くと、みんな、しんどくなってしまうのではないかなと私は思っています。

少し、愚痴を言ってみてもいいんじゃないかな~と。そして、それが少しでも前向きな、明るい方向にできるようになったら、よいではないかと。

モチベーションを維持し、あそこに行けば大丈夫的な場所に産業保健おしゃべり会をしていきたいなと、思っています。

なので、安心安全な場づくりを心掛けたいなと。初めて産業保健に足を踏み入れた方が感じる素朴な疑問を大事に扱える場所に…

そして、長く、この業界にいたいと思う人を増やしていけたらな~と思います。

コロナが落ち着いたら…

まだまだ、コロナ禍ですが…

ワクチンの接種も開始され、少しずつ人の往来ができる日も近づいてきたのではないかと思っています。

そうしたら、ぜひ、リアルでおしゃべり会の参加者の皆さんにお目にかかりたいな~と今からのひそやかな夢だったりします。


産業保健おしゃべり会のこれから

産業保健活動をするすべての人の憩いの場になっていったらいいなと思っています。

ふと、みんなどんなことをしているのかな~と思ったら、私のTwitter(@norimaru_n)にDMをいただければと思います。

ちょっと、産業保健って何??と思っている方の参加も大歓迎です。

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