都内多摩地域の指定有料ごみ袋のイラストについて-4
上の見出し画像は調布市の有料ごみ袋
■東久留米市の指定有料ごみ袋のデザインが2024年4月からこのように変わります
市が主催する市 民 環 境 会 議 某部会 がごみ対策課に出した要望が採用され、昨年2023年3月市議会で承認され予算がつき、ごみ対策課でデザインが約1年(半年くらい?)かけて図られ、翌年度から発注するごみ袋のデザインがこのように変わる(在庫が売られているのですぐには出回らないです)。
要望が実現した。しかし、おかしなことになった。
資料 2022年8月 東久留米市ごみ対策課に提出したごみ袋についての要望書
(画像にしてnoteに載せる)
要望書だけでなく、具体的な図案の例を載せた資料も付けて出した。もちろんそれは「こういう感じ」のイラストを入れたデザインに替えてほしいという、あくまでも「例」としてであり、「これに替えてくれ」というものではないことは口頭でも説明している。
提出する以前に、ごみ対策課には市民ry会議の生活環境についてのこちらの部会の要望を打診し説明しているので、提出は正式に要望を出して区切りとしたということでもある。
国立市と町田市のごみ袋の実物や印刷した他市のごみ袋の資料等も一緒にごみ対策課に渡す。
⬆️文章だけでは具体的にわかりにくいので、「他市のごみ袋の例」「東久留米市のごみ袋のデザインをこうしてほしい例」を何点も添付した。
⬇1から3までを参照すればどんな資料をつけたか、おおよそわかると思うのでここでは省略。
2021年12月の市民ry会議で、これから何を検討していくかという議題において提案して以降、月1会議で議題の一つとして検討し資料を作り解説し苦節9ヶ月。
ごみ対策課の課長さんが東久留米市庁舎に来庁される機会を捉えて、市民ry会議の部会の座長と副座長が来て要望書と資料を渡してくれた(自分は欠席)。東久留米市ごみ対策課は市庁舎の中ではなく、八幡町2丁目にあるため、ごみ対課長さんが市庁舎に来られる日時に合わせて渡したわけです。
資料 環境フェスティバル代替冊子に載せたPRページ
6月恒例の市と実行委員会が主催する東久留米市環境フェスティバルが昨年に続き今年(2022年)もコロナ禍で中止になる。
昨年に続き今回も市が出すことになった環境フェスティバル(に参加するはずだった)市内の団体などを紹介する冊子に、市民ry会議部会としてごみ袋のデザインについて載せた。
現在の有料ごみ袋をこんな風に替えてほしいという要望書を出したことについてのPRが目的。
資料 東久留米市ごみ対策課に資料と共に提出する要望書の変遷
「行政への要望書とは、どう書いたらいいのか」という四苦八苦した記録なので、興味のある方はどうぞ。
会議は以下の3つに費やされた。
1 要望する内容を詰めること
2 替えてほしい「こういう感じのイラスト」を詰めること
3 要望書として体裁を整えた文章を作ること
(自分は鏡文が苦手なので3が難しい)
「東久留米市のごみ袋も、国立市や町田市や多摩市や調布市のように、ごみ袋に入れる品目に関連のある、ごみの分別や減量につながるイラストやマンガを入れてくれ」ということを要望したいだけだが、正式な要望の文に仕上げるのは難しい。
(鏡文が書けない)
とりあえず書いてみた最初の要望書の文だが、これは要望書のタタキ台である。さすがに市民ry会議の席上で皆さんに見せられなかった。⬇
要望書の案⬇️自分はここでギブアップ。あとは他の人に削って整えてもらう。
要望書文のスクショ(スクリーンショット)画像
文章が残ってた(何かで一部使うかもしれないので残しておく)
東久留米市 環境安全部 ごみ対策課への要望書(案)
東久留米市ではこれまでに、ごみの減量・資源化のための取り組みを行ってきましたが、多摩地域各市に比べると、まだ大きく遅れている点もあります。
地球環境への負荷を考えると、あらゆる方法により、ごみ減量に取り組んでいかなければならない状況にあります。
その一つとして、多摩地域の一部の自治体で行われている、「可燃ごみ」「不燃ごみ」「容器包装プラスチック」のごみ袋の表面をごみの分別の啓発スペースとしての利用を、当市でも検討し実施していただきたく要望します。
具体的には国立市、町田市、調布市、多摩市がそれぞれのごみ袋に入れる品目の一例をイラストで載せているので、当市でも現在の市の花、鳥、木を載せているスペースを、その袋に入れる〈品目の一例〉のイラストに代えてみてはどうでしょうか。
前提としてごみ袋のデザイン(版下)は一度作れば10年は変えられないと言ったものではなく、これまでもごみ袋の制作の委託先が切り替わる際などに、外国語の説明等を入れるなど目立たない修正をしていると伺いましたので提案致します。
•要望文と一緒に提案している絵はあくまでも一案であり、この絵を必ず使用するべきとか、この品目を絶対に使ってほしいというものではありません。
•品目や絵については、ごみ対策課の方に一任します。
•イラストを載せることは、東久留米市に在住の外国人(日本語が達者ではない人)に配慮するだけでなく、年間5,000人といわれる東久留米市への転入者や、子どもがごみ袋の違いを理解する手助けにもなります。
•靴や革製品、アルミホイルやラップ、汚れているプラは東久留米市では不燃ごみですが、「不燃」だとあまり理解されていないので、分かる様に載せてはどうでしょうか。
中間ごみ処理施設の仕様が異なる別の自治体によってそうではないところもあるので、分別の間違いやすいそれらを可燃ごみに禁止マークと共にのせてはどうでしょうか。
•その袋に入れる品目だけでなく、中間ごみ処理施設で爆発を起こしたりゴミ収集車で発火事故を起こしたスプレー缶や卓上コンロ用ガスボンベを禁止マークで載せることも提案します
⬇️一部直した
•ごみの分別は中間ごみ処理施設の仕様によって各自治体で少なからず違いがあり、国立市の可燃ごみに入っている革製品は東久留米市では不燃ごみであり、当市ではアルミホイルやラップや汚れているプラも不燃ごみですが、中間ごみ処理施設の仕様が異なる別の自治体によってそうではないところもあるので、分別の間違いやすいアルミホイルやラップも可燃ごみに禁止マークと共にのせてはどうでしょうか。
•その袋に入れる品目だけでなく、中間ごみ処理施設で爆発を起こしたりゴミ収集車で発火事故を起こしたスプレー缶や卓上コンロ用とガスボンベを禁止マークで載せることも提案します
以上
経過と結果 ―勝負に勝って、試合に負けた―
■2021年(令和3年)7月
市が主催する市民ry会議◯期スタート(2年任期)
市報やチラシによる公募でメンバー募集。無報酬。
環境フェスティバル実行委員会のような何かの実行委員会ではなく、市の出したテーマに答申を出す諮問会議でもないので、非常に曖昧という欠点を抱えている会議である。
良く言えば、自由度が高い…(^_^;)
最低でも月に一回は市役所の会議室で会議を開く。
■2021年12月頃の市民ry会議の生活と環境について考える部会としてこれから何を検討していくかの話し合いで、ごみ袋のデザインについて提案する。
(自分は他の問題についても提案し並行してあたったが、ごみ袋のデザインのようには形にならず)
そして苦節9ヶ月()
■2022年(令和4年)8月18日 要望書と資料をごみ対策課長に提出。
■2023年(令和5年)2月頃 ごみ対策課の職員が要望を採用することになったと、市民ry会議の方に報告に来てくれた。
■2023年3月市議会で予算がつき、ごみ対策課が約1年かけてデザインを図り、2024年度からごみ袋のデザインが変わることになった。
すごい。要望したことが形になった。
と、喜ぶべきことだが、2023年3月の市民ry会議で「市が主催する市 民 環 境 会議が要望した提案が実った」ということを、市民ry会議は「広報しない」というおかしな申し合わせになった
自分は呆れ返るのひっくり返るで怒り心頭。(なんでこうなったのか、具体的にどういうことか、説明しようとすると長くなるのでここでは略)
■2023年9月
市がごみ袋のデザイン変更を広報した(もちろんごみ袋の料金は規定のままで値上がりはない)
■2023年(令和5年)10月1 日市報で、ごみ袋のデザインが変わることを市が告知。デザインが変わる先触れアドバルーンとして有料のプラ袋を1セット無料配布。
自治体の紙の市報は市の公式サイトの広報の過去ログで見られる。
市報の戸別配布のルートで市内の全世帯に無料頒布された。
東久留米市の容器包装プラスチック用有料指定収集袋の
「中 20リットル10枚入り 200円」
ごみ袋と一緒にビニール袋に入っていたチラシは1枚
ごみ袋と一緒に頒布されたチラシは2枚
左のチラシで広報しているのはこれ⬇
■2023年7月 ごみ袋の提案をした市民ry会議◯期は2年任期の終了により解散。
■2023年7月 新しく(◯+1)期の市民ry会議がスタートしたが、応募する人が少なく、前期から継続する人も少なく、過去最少の人数になる。
市の広報のごみ袋のデザイン変更についても、市が主催する市民ry会議についての広報についても、ごみ袋のデザイン変更について市民ry会議が要望し採用になったということの市の広報はない。
それとも自分が見つけられないだけなのか。
デザイン変更の要望を出した市民ry会議◯期(要望書を出したのはく ら し 部会)は2年の任期が終了した2023年7月に解散したのだから、市の広報に経緯が広報されてもいいようなものだが、きっと「当時の市民ry会議の皆さんが広報しないと決めたのだから、その取り決めを尊重する」という理由で今後も広報はないのだろうと予測する。
次回予告?愚痴とボヤキ
〈2023年3月の市民ry会議で「市が主催する市 民 環 境 会議が要望した提案が実った」ということを「広報しない」というおかしな申し合わせになった。〉
↑注 これはくるくるチャンネルという市のポータルサイトにおいて、「市が主催する市民ry会議が、ごみ袋のデザイン変更の提案をし、それが実ったということを広報をしない」ということであって、こういうnoteやSNSにおいて、個人が言及してはいけないということではないです。
なんでこんな馬鹿なことになったかの説明は次回に書くと思います多分。描けたらいいんだが。
こういうこと(少人数の話し合いで声の大きい人の意見が通ったり、関係あるようなないような人が出てきて行政に忖度したりいろいろry)をどう説明したらいいのか。悪気がなくても良かれと思ってのことでも結果的に足を引っ張る意見とかいろいろありますが、どうしようもないっす。 アホらしい。
私の目的は、おもちゃと文房具のリサイクルの実行委員会はなどの仕組みを作ることができるように&ごみやリサイクルの仕組みづくりについて考える人が増えるということだった。
そのためには市民ry会議に参加する人が少しは増えるようと、実現可能性が高いごみ袋の再デザインについて提案し、あれやこれや資料を集めたり原稿を書いたり描いたりやってきたのだ。
市が主催する市民ry会議は実績もない、ろくな広報もない、何をやってるのかわからない、だから応募する人がいない、ないないづくし。先細りは明らか。
私は環境フェスティバル実行委員会に数回参加していたが、リサイクルなどの自分の目的には役に立たないこともよくわかったので見切りをつけ、市民ry会議に参加することにしたのだ。
参加する前に知り合いに聞いてみると、聞いてみた人皆に「あの会議は…(参加しても無駄だろう)」と暗に言われる。
しかし行政という強力な特典カードがある会議なので、このゲームに参加してみたのだ。
だがしかし。例えて言うなら。
要望が通った=勝負に勝った
広報できない=試合に負けた
東久留米市環境政策課の担当職員の言にも呆れたが公務員だから仕方ないし(やはり行政の紐つきとはそういうことか)、市民ry会議の別の部会の高齢男性の市に対する忖度にも呆れたし、それで納得した部会の他の皆さんも(しかしそれはビギナーばかりだから、大きい声の人に従うのが正しいと思ったのか少なくとも自分の意見なんて言えないのは仕方がないのか)(小さい集団で声の大きい人に押されたら、そういうものなのかとなってしまうので)(こういう小さい集団の意思決定の力学と言うかなんというかもうね、どうにもこうにも)
こういうことは初めてではない。
市のまちサポ(まちづくりサポートセンターという市が主催する官民協働の!?会議!?)の終わりでも見たよこういうの。昔々、空きビン空き缶の分別回収の運動をした時も起きた。起きたよ。
気がつけばまたそのパターンか。なんという罠だ。
かくしてごみ袋の再デザインという集団のパフォーマンス(目的遂行)はかなっても、メインテナンス(集団の維持または拡大)は出来ず、組織形成どころか組織は潰える。ダメだ東久留米。どうしたらいいのか。絶望。
星野ルネさん
市民ry会議の検討のテーマとして取り上げたもともとは、⬇のフォローしてる星野ルネさんのTweet(現X)から、「東久留米市でもこういうデザインのごみ袋がいいな、デザイン変更できたらいいな、いや、できそう」と思い、実現につながったわけです自分は。そこに市民ry会議の実績になりそう(実現可能性が高い)という判断もあったわけです。
下の引用ツリーを読んでいくと、東久留米市議会の野党(共産党会派と社民党会派)にもごみ袋のデザインについて考えていた市議がいたことがわかる。
しかしごみ袋のデザイン変更は、ごみ袋の値段の引き下げにつながらないから(かてて加えて有料ごみ袋を承認することになるから)取り上げられなかったようだ。
これでは「市民ry会議は何をやっているところかわからない」 という市民ry会議に対する外からの評価は変わらない。
⬇
市民ry会議の広報にできない(一般の市民の要望でも採用されることもあるという成功体験や、何をやっている会議かどういう人が集まっているかわかる)
⬇
市民ry会議に関心を持つ人が増えようがない。
⬇
会議の人が増えない。(実際にビギナーの人達は皆さんは2023年7月の任期終了でそのまま辞めるし、次の2年も継続しようという人は出ないし新任期の人を募集しても新しい人はほとんど入ってこないし参加人数は減ってるし以下ry