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たまに沖ヨガも教えています

4月24日(土) IYC表参道で開催されている全米ヨガアライアンス認定RYT200時間、ヨガインストラクター養成コース(ケンハラクマ先生監修、講師トム先生)のゲストティーチャーとして日本の流派である沖ヨガをお伝えしてきました。

沖ヨガは沖正弘師(1921-1985)がそれまで学ばれた東西の医療、宗教や修行法に日本の伝統文化、武道、東洋医学、民間療法などを組み合わせて作った独自の体系のヨガです。
ポーズの練習だけでなく体を強くするためのほぐしや調整法、強化体操が特徴的で、今回も受講生の皆さんに体験してもらいましたが皆さんが一気に元気になるのが見て取れました。(奇抜ゆえ笑ってしまうからというのもありますが)
私自身、フィットネスインストラクターとしてエアロビクス、アクアビクス、ヒップホップダンスを週に15本抱えていた20代前半、体がボロボロになり、足は引きずってしまうし車の運転もままならないほど腰が痛くて呼吸も苦しくなっていた頃、先輩の勧めで沖ヨガ道場へ行ってみたところ
その初日たった1回でまず鼾が止まり(首が固まっていたので鼾もひどかったのです)、2回3回と通ううちに痛くてどうにもならなかった膝と腰の痛みが消えたのです。足は引きずらなくなり、車の運転もシートを倒さなくても息ができて座れるようになったのです。あまりの感動に、これをアクアビクスの生徒さんたちに伝えたい!と指導者養成コースに申し込みました。
なぜアクアビクスかというと、スタジオでのエアロビクスだと床からの衝撃に膝、腰が耐えられない方が水中ならば浮力が助けとなりエアロビクス的なダンスが楽しめるとのことでアクアビクスを選ばれている方が多かったのです。
その後フィットネスクラブでリラックスヨガとして指導にあたっていたのですが2005年のヨガブームによりアシュタンガヨガ指導の需要が増え、リラックスヨガ指導の比率が減っていき、私自身の練習もアシュタンガヨガのみだったので自ずと沖ヨガをお伝えする機会は減ってしまいました。

こうしてトム先生に毎回お声がけをいただき、沖ヨガを紹介する機会を作っていただいて本当にありがたいです。
沖ヨガ講座の盛り上がりの一つである笑いヨガが、二人一組が正座で向かい合い鎖骨の下をトントン叩き合い笑い合うという手法をとるため、近すぎる上、飛沫もおそらく避けられないだろうということで体験していただけないという軽いピンチもありましたが、丹田(肚)に力を込めるのではなく丹田に力がこもるように調整していく、ほぐしていく、強化していく、身につけるものに気を配る、笑うんだよということをしつこくお伝えしました。丹田(肚)=生命力です。力を入れるんじゃない、力が入るように工夫するということです。
毎回新たな発見がある沖先生の本『ヨガの喜び』(光文社知恵の森文庫)
沖ヨガに興味を持った方にはこの本をおすすめします。


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