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繊細なあなたへ


叡智の本質について書いた記事は自分に向けた言葉。

もし人に向けて書くとすれば、こんな言葉になる。


繊細なあなたへ。

人のために、いつも心をくだいているあなたへ。

海のように境界線が薄くて、いつも疲れているあなたへ。

人の感情が伝わってくるから、自分を後回しにしがちな、あなたへ。


そのままで、あなた自身、何も変える必要はない。

それでいい。そのままで。

何も、悪くない。

あなたのおかげで、深いところですべては癒され、バランスされている。

他者自我に入るとは、あなたの心配りそのものだ。


変えるとしたら、入る部屋を変えるのだ。

居心地の悪い、こんなところにいたくない、と思う部屋に入るのではなく。

居心地の良い、こんなところにいたい、と思う部屋に入るのを思い浮かべるだけでいい。

あなた自身のあり方は何も変えず、ただ肌に感じる部屋の雰囲気だけを変える。

世界を、変えるのだ。


「あなたが変わらなければ、世界は変わらない」。

繊細なあなたは、そんなことを信じ込む必要はない。

あなたはつねに、変わり続けてきたのだから。


目の前の世界より先に、肌に触れる世界の感覚を変えるのだ。


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