マーダーミステリー ”きさらぎ駅からの帰還者” （紹介）
１ はじめに
本作は、インターネット上の都市伝説「きさらぎ駅」を題材としたマーダーミステリーです。
きさらぎ駅がネット上に登場 したのは２００４年の１月ですが、実を言うともっと昔から同じような 話は存在していました。
たとえば浦島太郎は、亀に乗って竜宮城へ行くお話です。おむすびころりんは、お結びを追いかけて穴の中へ行くとそこはねずみの世界だったというお話です。
古事記のイザナキの黄泉の国訪問の話は、妻を取り戻しに黄泉の国へ行くお話です。
”異世界に行った”という共通点が同じです。
海外に目を 移せばジャックと豆の木、鏡の国のアリス、ナルニア国物語、最古はキリシア神話のオルフェウスが冥界に行く話など、異世界に行く話は数多ほどあります。
このように古今東西、昔から神話、伝承、民話、小説、と形を変えながら「異世界へ行く話」が受け継がれているのは、異 世界の話が人々の興味を惹いて止まないからでしょう。
そしてきさらぎ駅からの帰還者も、異世界へ行く話の１つです。
マーダーミステリー「きさらぎ駅からの帰還者」で異世界体験を楽し んで頂けたら、作者として幸いです。
２ 物語（あらすじ）
あたたが体験するのは、２０２１年１月８日の出来事。
静岡県にある遠州鉄道、それは都市伝説”きさらぎ駅”の中で出てくるはすみが乗っていたと云われる電車の車内、時刻は２３時過ぎ。
次の駅までは 5~6 分、だが、20 分過ぎても電車が止まる様子はない。
「時刻表だと、もう、次の駅にとっくに到着しているはずなんだけど」
電車が走りだし 20 分も経っただろうか、戸惑うような男の声が耳に入った。 車窓から外を見ると大な草原が広がっていた。 静岡県内に広大な草原は存在しないはずだが―?
そう思った直後、電車が轟音を響かせトンネルに入った。 ふわっとした奇妙な感覚 、ジェットコースターに乗り急降下したときの感覚と似ている。
身体を緊張させるとともに、周囲の様子をうかがった。
あなたの胸は鼓動が高まった。
轟音とともに、電車がトンネルに入った。
あと１０分もすれば、きさらぎ駅だ。
…あと１０分？
わたしはどうして、それを知っているのだろうか？
１０分後。
きさらぎ駅へ到着したあなたは、そこで見知った人物の死体を発見した―。
３ 登場人物
登場人物の紹介です。
プレイヤーは、自分が遊ぶ人物を選んでください。
全員で７名です。
① 大澤むつき
ｶﾜ(・∀・)ｲｲ!!
ご主人さまにお仕えするメイドちゃん。
お掃除、洗濯、掃除は大得意なのです！
② 桜芽衣
美しいお姉さん。
永月恵一とは恋人関係。
③ 永月恵一
探偵。
桜芽衣とは恋人関係。
④ 花宮真那
ストーカーの影に怯えている、20代の女性。
写真に撮られることと年齢のお話は苦手。
⑤ ジューン
きさらぎ駅に行った経験があるという、Vtuber。
コンビニの店員。
⑥ 九重陽次
神社の宮司を務める、精悍な男性。
左目の上の傷は、事故で傷ついたものだと言うが…。
⑦ 羽山純子
新聞記者。
話し方に訛りがあるがどこの方言だろう？
羽山純子
４ マダミス新聞
物語に関わりのある新聞。
ダウンロードしてお読みください。
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