「サラリーマンは安定している」は嘘?

結論から言うと、「サラリーマンは安定している」は嘘です。
なぜなら…

サラリーマンは安定している?

経済的な「安定」というのはどういう意味でしょうか。
私はこのように考えています。

「自分が働かなくても、お金が入ってくる仕組みを持っていること」
これが経済的な安定です。

・保有している株式資産からの配当収入
・保有している投資信託からの配当収入
・保有している不動産からの収入
・保有しているビジネスからの収入
このようなもので生きていくのに十分な収入がある人が、
本当の意味で経済的に「安定」している人です。

サラリーマンはまったく安定しているとは言えません。
なぜなら、自分が働くのをやめた瞬間に、
収入が途絶えるからです。
これは、大企業でも中小企業でも同じです。
リストラされる云々ではなく、自分が働かないといけない限り、
本当の意味での「安定」とは言えません。

なぜなら、自分が昨日や今日のように、
明日も働ける保証はどこにもないからです。
それは、突然の事故に会うかもしれないし、
近いうちに精神的な病気になったりする可能性があります。
身内の健康に何かがあれば、あなたは面倒を見る必要があるかもしれません。
そうなると、働くことができなくなります。
働くことができなくなると、サラリーマンとしての収入は途絶えます。
これが、サラリーマンは安定しているというのは嘘だということです。

そうは言っても、サラリーマンは安定してるよね?

と、あなたは思うかもしれませんね。
そんな事故とか先のこと言われても困るし。みたいな。

確かに、サラリーマンであり続けている以上、
収入は入ってきます。
それで不自由なく暮らしているかもしれません。

ただそれは、「安定」しているわけではありません。
「奴隷」になっているだけです。

来月お金あげるから、言うこと聞いてね。
という契約を会社と交わしているだけなんです。
会社に勤めているからと言って、安定しているわけではありません。
「言うこと聞いてくれたら、お金あげる」というだけです。

つまり、目先のわずかのお金がもらえるだけなんです。
目の前に人参をぶら下げられて、定年まで走らされることになります。

独立起業したら不安定になる?

独立起業したら、不安定になるというのは、本当です。
もしあなたが何も準備せずに、
いきなり独立起業したら収入はありませんよね。

そういう起業は私はやめた方がいいと思います。
やりたいならやってもいいですが、
多分、すぐにサラリーマンに戻ることになります。

ただし、独立起業して収入が確保できるようになっても、
・受託型ビジネス
・毎月クライアントを獲得しないといけない
・毎月セミナーを開催しないといけない
そういう状態であれば、「安定」したとは言えません。

なぜなら、やはり自分が動くのをやめると、
収入が途絶えるからです。

安定の定義は、冒頭で示した通り、
「自分が働かなくても、お金が入ってくる仕組みを持っていること」
です。

自分が働かなくても得られた収入で、
自分と家族を養っていけるようになって始めて、
経済的な自由を手に入れたと言えるでしょう。

自分が動かないと収入が得られないようでは、
本質的にはサラリーマンと変わりません。

独立起業すると、単価も自分で決められますし、
マーケティングがうまくいって、顧客も増えていきます。
その結果、収入の額は大きくなっているかもしれません、

しかしそれは、「収入が増えただけ」であって、
「働かないとお金が得られない」という状態は変わっていません。

独立起業を考えるときは、サラリーマンをしながら、
「自分が働かなくても収入が得られる仕組み」
を考えてみてください。

サラリーマンでもワクワクしている人はいる

ここで注意して欲しいことは、サラリーマンでも、
仕事を心から楽しんでいて、
毎日ワクワクしている人はいるということです。

サラリーマンでは経済的な自由は得られないです。
しかし、ワクワクしたり、毎日楽しい・充実した日々を過ごすことは可能です。

もしあなたが独立起業を考えているとして、
その理由が「職場の人間関係がよくない」とか「退屈だ」という理由なら、
独立起業しても同じ気持ちになる可能性が高いです。

そういう場合は、
今の職場の人間関係をよくする方法
今の職場にいながらワクワクする方法
を考えたり、調べたりした方がいいです。

独立起業してもすぐには、
ワクワクすることばっかりできるわけじゃないし、
あなたを不快にさせない人とだけ付き合えるわけではありません。

未来永劫、「安定している」というのはない

ただし、
・保有している株式資産からの配当収入
・保有している投資信託からの配当収入
・保有している不動産からの収入
・保有しているビジネスからの収入
こういうのがあったとしても、
いつ市場が暴落するかはわかりません。

そのため、「未来永劫の安定」というのはないと思っておいた方がいいです。
「安定」を求める気持ちは私も強くありますし、
誰しも「安定」を求める気持ちは少なからずあるでしょう。

しかし一方で、「未来永劫の安定」はない。
というのもわかっておくと、「安定」だけを求めることが、
幻想のように感じられて、その状態から抜け出すことができるかもしれません。

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