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ブリキ製の父【#物語の発想法を学ぶ】

ママが新しいパパを買ってきた。
そのパパはブリキ製。毎日ゼンマイを巻けばよく働いてくれる。
料理は無理だけど、掃除と洗濯はバッチリだ。
家族で買い物に行っても、何も文句を言わずに全てのものを運んでくれる。
しかし、そのパパが最近うるさくなってきた。
動くたびに「キーキー」という。
おかげでママはパパがだんだんと鬱陶しくなってきたみたい。
ママは買ったお店に問い合わせた。
お店の人は教えてくれた。
「奥さん、それは油をさしてあげないとダメですよ。夫婦の関係に潤滑油は欠かせません」

オンラインワークショップを受けながら20分で書いたショートショート。

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