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頭髪で人を判断してはいけないという学び

大衆向けカットハウスでカットをしている。
僕は短髪で髪型あまりこだわりがない。
できるだけ楽をしてそれなりの清潔感が出ていればいいという怠け者だ。
 
大衆向けカットハウスの理容師はローテーションだ。
どんな方に当たるのかは運次第。
大手チェーンなのでいつもの店にいらっしゃる理容師もしょっちゅう変わる。
 
チェーン全体でも理容師をローテーションしているようだ。
だからどの方の腕がいい(悪い)のかも事前には全くわからない。
まぁ、めったなことでは極端に下手な理容師には当たらないのだけれど。(当たったことゼロではない)
 
その日、僕の担当になったのは年配の理容師さん。
短髪白髪で生え際が頭頂部よりも後方にある。
その頭部を見た瞬間にちょっと不安になってしまった。
 
のちに知人に聞いたアメリカのジョーク。
カットハウスに複数の理容師がいる場合は一番雑な頭をしている理容師を選ぶといい。
カットハウスではお互いにカットし合っているから。
 
一番腕のいい人は自分で自分をカットできない。
だからそのカットハウスでは一番雑な頭になる。
ん、ほんまにその理論合ってるか?ちょっと考えてしまった。
 
ひとまずこのジョークの審議は横に置いておく。
結果的にその年配の理容師さんは、とても丁寧な仕事をしてくださった。
カットの手つきも丁寧だし、仕上がりもそのカットハウスでカットを始めて以来史上最高の部類。
 
白髪の理容師さん、頭髪だけで不安になってごめんなさい。
アメリカのジョークは正解なのかもしれない。
ちがうか。

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