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個人ブログがGoogle検索で2位に上昇した理由

は、全くわかりません。

Googleさんが急に「あんたのページが急上昇してまっせ」とメールをくれた。
僕のブログがある検索ワードで2位に浮上してた。上にはWikipediaがあるばかり。その検索ワードは『リイクニ・ノンデライコ』。アニメ映画のヒロインの名前だ。
ある世代のアニメファンにとっては神アニメなんだけれど、一般にはほとんど無名だろう。

このややこしいマイナーな名前を検索する人が世界で1日に175人もいることに驚いた。
その検索先にWikipediaに次いで自分のブログが優先表示されたことにはもっと驚いた。
というドヤ話はこれくらいにして、リイクニ・ノンデライコが登場するアニメについて一般の方に伝わるように語ってみよう。

その映画のタイトルは『オネアミスの翼・王立宇宙軍』だ。僕と同世代の支持者は多い。ホリエモンも最高のアニメと称えている。
このアニメは作品自体も素晴らしいのだけれど、もっと素晴らしいのはその製作過程。
当時20代、大阪から上京したばかりの自主アニメ製作集団が、バンダイから巨大予算を引き出すことに成功した野心作なのだ。

その自主アニメ製作集団の中で一番の有名人をあげれば庵野秀明。ね、知ってる人でしょ。
そして何よりもこの映画が素晴らしいこと。ストーリーの中心である若き宇宙軍兵士たちの宇宙船打ち上げが、若きアニメーターである製作チーム自身のアニメ製作と公開とシンクロしていること!
このアニメは「彼ら自身」の物語なのだ。

だから共感するし感動する。感動ってのは「泣く」ってことじゃないですよ。この映画には泣ける要素は全くない。
だけれども宇宙船が打ち上がった瞬間に、映画の中の登場人物といっしょに呆然とするのです。
感動とはどうしようもなく心が動くこと。心が動いて呆然としてしまうことです。

あとは天才監督になる前の天才アニメーター庵野秀明の変態作画(打ち上がる宇宙船全体から剥がれ落ちる氷片を一枚一枚手で描いてる)。
そしてあらゆるものの形、文字、行動様式まで作り上げた異世界。
見るべきところはたくさんあるけれど、これくらいにしておいてヒロインの話に戻る。

このアニメを省略するときに『オネアミスの翼』と呼称するのは素人だ。玄人は『王立宇宙軍』の方を呼称する。
製作陣が最初に付けた、付けたかったタイトルは『王立宇宙軍』。『オネアミスの翼』はこのアニメを売るためにバンダイから無理やり後付けされたタイトルだ。『王立宇宙軍』では地味すぎて売れない、とバンダイの広報は考えたらしい。

そこでオネアミス王国の宇宙船打ち上げの話だから『オネアミスの翼』。
このタイトルにはもう一つ裏話がある。バンダイが最初に提示したタイトルは『リイクニの翼』だった。
出てきた!ヒロインの名前!!

でもヒロインのリイクニは宇宙船打ち上げには全く関わらない。だからこのタイトルには無理があった。
ぞれでもこの(売れそうな)タイトルを付けるためにバンダイ広報は製作チームに、ヒロインがロケット打ち上げの場面で主人公の無事を祈るシーンを入れようってゴリ推ししたそうだ。
それも打ち上げ間近のロケットの足元で。

そんなんさせたらヒロインが、愛しのリイクニが黒焦げになるやろ!
若い製作陣、頑張って抵抗してくれてよかった!!
心からよかった!!!

このアニメには続編の構想があった。
タイトルは『蒼きウル』。企画から30年、未だに製作開始されていないこのアニメを僕は気長に待っている。
『蒼きウル』から何か別の有名アニメを連想しませんか?

答えを書きましょう。『紅の豚』。
『蒼きウル』は『王立宇宙軍』の続編であると同時に、宮崎駿の『紅の豚』へのアンサーアニメでもあるのです。
ほら、あなたもみたくなったでしょ!?

作られるかは知らんけど。

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