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「グリーン・エレクトリック」 ECG グット・プラクティクス20選(15) D3: 製品の利用・廃棄とサービスでの環境負荷

本シリーズでは、ECG(公共善エコノミー)グット・プラクティクスに選ばれている20優良企業・団体を、公共善マトリックスの20項目に沿って、1社づつ紹介。

15社(団体)目は、南ドイツの elobau GmbH & Ko. KG (イロバウ有限合資会社)。非接触センサーを製造する世界メーカーで、「グリーン・エレクトリック」の製品製造のために包括的な取り組みをしている。

D3:  製品の利用・廃棄とサービスでの環境負荷

elobau GmbH & Ko. KG (イロバウ有限合資会社)は、自動車の非接触センサーを製造する世界メーカーで、38カ国に1000人以上の従業員を持つ南ドイツの企業。
イロバウ有限合資会社は、自社工場で必要とするエネルギーを再生可能エネルギーでまかなっていて、全サプライチェーンでの温室効果ガス排出量を集計し、その削減に努力している。環境負荷を削減するために、新しい原料や製造手法の研究も行っている。製品の長寿命化(稼働2万時間、使用期間は約10年になる)、毒性物質の不使用にも取り組んでいる。また、モジュール式製造により、製品の修理、部品交換、部品リサイクルが高いレベルでできる製品になっている。交換部品は20年保証している。2017年には研究機関との共同で、70%バイオ系プラスティック、アップルレザーを使用する自動車のコントロールパネルを開発し市場に出した。

https://web.ecogood.org/media/filer_public/bc/c0/bcc041d5-3bc2-4e7a-8d2e-3896554bda6e/2021-04-07-good-practices-web.pdf

https://www.elobau.com

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世界35カ国、3000以上の企業・団体が参加するECG(公共善エコノミー)運動の主要ツールは「公共善決算」。横軸に人間社会の基本価値4つと縦軸に5つのステークホルダーからなる「公共善マトリックス」で、企業や団体の倫理的・社会的・エコロジカルな経営をホリスティックに評価する。SDGs17目標もすべて含む「公共善決算」を行う企業・公益団体、自治体、教育機関は、世界的な草の根ボトムアップ運動の先導役。

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シリーズ一覧はこちら:

https://note.com/noriaki_ikeda/m/m13ff063cc3f9


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