ラグビーテストマッチ7月1週目

オールブラックス102-0トンガ

ハカは,リード役はダン・コールズでメンバーが変わって新鮮さが感じられる

得点経過等
2分,オールブラックス15番FBダミアン・マッケンジーがトライ。10番SOリッチー・モウンガのコンバージョン失敗で,5-0。
5分,オールブラックス7番FLダルトン・パパリイがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,12-0。
7分,オールブラックス9番SHブラッド・ウェバーがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,19-0。
10分,オールブラックス14番WTBウィル・ジョーダンがトライ。モウンガのコンバージョン失敗で,24-0
17分,オールブラックスSHウェバーが2つ目のトライ。モウンガのコンバージョン成功で31-0。
20分,オールブラックス14番WTBジョーダンが2つ目のトライ。モウンガのコンバージョン成功で,38-0。
38分,オールブラックス7番FLダルトン・パパリイが2つ目のトライ。モウンガのコンバージョン失敗で,43-0。

前半,オールブラックス43(7T4C)-トンガ0。

43分,オールブラックス8番NO.8ルーク・ジェイコブソンがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,50-0。
47分,オールブラックス14番WTBジョーダンが,ハットトリックのトライ。モウンガのコンバージョン失敗で,55-0。
50分,オールブラックスSHウェバーが,ハットトリックのトライ,モウンガのコンバージョン成功で,62-0。
53分,オールブラックス10番SOリッチー・モウンガがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,69-0。
56分,オールブラックス14番WTBジョーダンが4つ目のトライ。22番SOボーデン・バレットのコンバージョン成功で,76-0。
61分,オールブラックス13番CTBリエコ・イオアネがトライ。バレットのコンバージョン成功で,83-0。
68分,オールブラックス14番WTBジョーダンが5つ目のトライ。バレットのコンバージョン失敗で,88-0。
78分,オールブラックス19番LOパトリック・ツイプロツがトライ。バレットのコンバージョン成功で,95-0。
80分,オールブラックス11番WTBジョージ・ブリッジがトライ。バレットのコンバージョン成功で,102-0。

後半,オールブラックス59(9T7C)-トンガ0。合計オールブラックス102(16T11C)-トンガ0。
これほど大差のゲームになると,ミスが目立っても両チームともに参考にならない。でも、この結果とサモアのマオリオールブラックス戦の結果みているとサモアがトンガといい勝負になるかと思われる。

オールブラックスで最も活躍したのは,5トライのWTBウィル・ジョーダン8番NO.8ルーク・ジェイコブソンもプレーで存在感を出した。また、脳震盪で2019年RWCメンバーから外れたアーディ・サヴェアや直前のケガで出場できなかったダミアン・マッケンジーも存在感を出した。

また,初キャップで日本でもプレーもしたホセア・サウマキ選手もトンガ代表したまずますのプレーで存在をだしてワールドカップ予選に向けて新たな一歩を踏み出した。

アイルランド39-31日本

2019年RWC以来の対戦。日本はブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズで主力抜きとなっている秋のテストマッチにも向けていいあぴーるにもなる。

日本代表8番NO.8姫野和樹が怪我で欠場し,NO.8にはテビタ・タタフ,20番のリザーブにはアマナキレレイ・マフィが入った。

4分,日本10番SO田村優がPG,0-3。
8分,アイルランド13番CTBクリス・ファレルがトライ。10番SOジョエイ・カーベリーのコンバージョン成功で,7-3。
11分,日本6番FLマイケル・リーチがトライ。田村のコンバージョン成功で,7-10。
18分,日本13番CTBティモシー・ラファエレがインゴールに入るが,TMOの結果スローフォワードが確認されて,ノートライ。
25分,アイルランド12番CTBスチュアート・マククロスキーがトライ。カーベリーのコンバージョン失敗で,12-10。
29分,田村がPG失敗。
35分,日本13番CTBティモシー・ラファエレがインゴールに入り,TMOに諮られるが問題なくトライ。田村のコンバージョン成功で,12-17。
41分,アイルランド3番PRフィンレイ・ビーハムがトライ。カーベリーのコンバージョン成功で,19-17。

前半,アイルランド19(3T2C)-日本17(2T2C1P)。
日本はアウェイの環境とも戦いながら,スタッツはほぼ互角。相変わらずWTB松島幸太朗は相手の脅威になっている他,特にミスタックル数を,アイルランドの半分に抑えているのが大きい。このまま後半も良いプレーを続けて,1.5軍のアイルランドに勝利したい。

42分,日本11番WTBシオサイア・フィフィタがトライ。田村のコンバージョン成功で,19-24。後半開始早々に逆転トライを取ったのは非常に大きい。
48分,アイルランド7番FLジョシュ・ファンデルフリアーがトライ。カーベリーのコンバージョン成功で,26-24。
51分,アイルランド11番WTBジェイコブ・ストックデールがトライ。カーベリーのコンバージョン成功で,33-24。
56分,日本9番SH齊藤直人がトライ。田村のコンバージョン成功で,33-31。
61分,カーベリーがPG,36-31。
68分,カーベリーがPG,39-31。

後半,アイルランド20(2T2C2P)-日本14(2T2C),合計,アイルランド39(5T4C2P)-日本31(4T4C1P)。

76分には,アイルランドの勝利を確信してMOMに,7番FLジョシュ・ファンデルフリアーが選ばれた。スクラムもアイルランド3列が活躍して一枚も上手で日本代表にとって課題が浮き彫りになった。また,試合途中にFB松島幸太朗が怪我で交代して日本の好守の切り替えに精彩を欠き失点が痛くのしかかっても大量失点にならずに持ちこたえたのも成長の証といえる。2019年の勝利に大きく貢献したWTB福岡堅樹の不在で後継者になる選手はアタアタ・モエアキオラ,ディラン・ライリーは世界レベルでは経験をつんで成長に期待したい。

南アフリカ40(6T5C)-ジョージア9(3P)

 ラグビーワールドカップ以来の試合で南アフリカが実力通りに勝利した。ブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズ戦に向けての南アフリカにとっては課題と収穫になる試合になってくるジョージアとしては,昨年秋にティア1の試合を経験して少しずつ状態も上向きで南アフリカと試合ができることがとても収穫になる良い経験となる。南アフリカのトライは,WTBアフェレレ・ファッシ,HOボンギ・ムボナンビ,SHコブス・ライナッハ,NO.8クワッガ・スミス,交代SHハースケル・ヤンチース,交代HOマルコム・マルクス。コンバージョンは,SOハンドレ・ポラードと,交代SOエルトン・ヤンチースが決める。今月末のライオンズ三連戦に向けての選考レースが始まったばかりである。

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