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「抜き」~すべてのことはメッセージ~

「抜き」とは、チカラを抜くこと。
チカラのコントロールをすること。


高総体前、柔道で満身創痍の娘を
長くお世話になっている整体師さんのところに
半ば強引に連れて行った。

カラダから感じられたのか
突然「抜き」について整体師さんが語り始めた。

相撲競技の経験があり、
高校1年生の椎間板ヘルニアから
相撲を出来なくなって
高校3年生の高総体は初試合。
それで県優勝を果たし、東北ベスト4という記録を残したそう。

相撲部に入っていながら
初大会までの2年間やっていたことは
別の部活への参加や筋トレなど。

ある時バスケ部に参加しているときに、ふと
「抜き」の感覚が掴めたのだという。

それ以降、相撲の中に抜きを意識してトレーニングしていき
3年生での初大会で優勝という結果に。

そこまで言われたら、説得力しかないから。
さすがに頑固の娘も受け入れざるを得ない。
あんなに父親から教えられていても聞く耳持たなかったのに。

今の彼女にとって、この教えはその後の「鍵」となっていった。


競技の話なのに、
これは私へのメッセージだと直感的に受け取った。

わたしこそが、がっちがちにカラダに力を入れて
入れて入れて入れ過ぎて
固まってしまって

劣化したゴムのようにがちっとなって
次の動きをしようとしても
縮み過ぎて伸びしろなくなって
伸ばそうとしたらぱらぱらと崩れた。

そもそも、チカラを抜くって意味がわからなかった。
でも、娘の柔道の話の視点から聴いていたら
あ、そういうこと?ってなんだか見えた気がした。

相撲部員の整体師さんが、バスケの中で気づいたように。

その瞬間、自分の人生の全体像が見えた。
わたしは、ずっと43年間そうして生きてきたんだ。
そしてもう、限界だったんだね。

抜かないと。
もう無理だったんだ。
通常抜いて、ここってところでチカラを入れる。
そのポイントさえつかんだら
ずーーーーーーーーっと頑張っていなくていいってことなんだ。

そう、ずーーーーーーーーっと頑張ってるの。
寝てる最中も。だから飛び起きる。
冷静になれば、頭おかしい。
チカラがずっと入ってる状態なんて。

今回16歳の娘と同時に、同じ気付きを得たのが
本当にすごいなって唖然とした。
連動しながら、関係者を通して教えてくれるサイン。

すべのことは鏡、すべてのことはメッセージ。

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