策士策に溺れ,技師技に溺れる!【メンタルブロックストラテジー・Vol.1069】


「ジャムセッションや,
ステージデビューするには

テクニカルな
速弾きが出来ないと…」

「自分のソロが
変わりばえしない…

もっと難しいスケールが
使いこなせないと…」


あなたも知らず知らずのうちに,
こんな無限ループにハマって

余計に演奏の機会が
遠のいてしまって
いませんか!?

結論から行きます!

「難しい奏法や
テクニックが無くても,
全く問題ありません!!」

「むしろ…小難しい
テクニックをセッションで
やればやるほど逆効果!!」

ということになります!

その大前提として

「ジャムセッション
=コミュニケーション」

という考えがあります!

ラリー・カールトンや
チック・コリア,

ハービー・ハンコックなどの
超・世界的プレイヤーに
なればなるほど,

もちろんそのテクニック面も
素晴らしいのですが,何より

「音と音で共演者と深い
コミュニケーションを
している!」

という重要な
ポイントがあるのです!

「どんなソロを弾こうか?」
という考えは,
コミュニケーションで言えば

「明日はどんなことを
喋ろうか?」

と,前日から会う人
みんなに対して
考えているようなもので,

そもそもですが,
コミュニケーションとは
相手さんありきなので,

「その時になって相手さんが
どういう音(会話)を
出す(話す)のか,

その内容によって
変わってくる」

もののはずです…つまり,

前日からセリフを
考えていっても
仕方ありませんよね!?

日常会話だと,当然
話が噛み合わなくなり,

コミュニケーション
どころでは無くなって
しまいます!

ところが,これが
ジャムセッションになると

そういう

「ソロが一人歩きする」

場面が往々にして
ある様に思います!

…そもそも,
コミュニケーションに
なっていないという…

つまり,せっかくの
テクニックも言葉と一緒で

「使い所が適切かどうか」

が重要であって,
そのためには

「まず相手さんの音を
(話を)しっかり聴く!!」

という事が大事に
なって来ます…

そもそも「テクニック」
にばかりフォーカス
されている時点で,

この「コミュニケーション」
だという観点から大きく

外れてしまっていると
言わざるを得ず,

「その場面に噛み合って
いないからどうしても
浮いてしまう」

という訳です!

演奏技術に対して

「まだまだテクニックが
足らないんじゃないか!?」

と考えてしまいがちな

「テクニック欠乏症」

の傾向があるのなら,
大事なことはむしろ

「相手の音(話)を
しっかり聴く」

ことに力を注ぐ方が,

同じテクニックレベルでも
表現レベルが
全く違って来ますし,

「的確な相槌」
が打てる様にもなり,

全体的に会話(セッション)が
盛り上がります!!

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