「素敵な書き出し」を七さんから学ぼう

作品の書き出しの言葉って大事ですよね。

その一行を読んだり聞いたりしただけで、

その続きが気になるような工夫が必要なんだと思います。


詩を作る時、

たいてい私は書き出しの言葉から考えます。

良さげなフレーズが浮かんだら、

その後はわりとスラスラ続きが書けます。


そのわりと、

全体が微妙な出来に終わってしまう事も多いので、

今回は自分が思う「素敵な書き出し」の歌詞をまとめて、

研鑽して行けたらと思います。



以下、

私が大好きなGARNET CROWの歌詞の、

書き出し部分だけをまとめました。


さらっと読むのもいいですが、

できれば時間のある時に、

ゆっくりと読んでもらえたら嬉しいです😃



昨日の雨はもういないよ

ねぇ 忘れないでね blue bird

六月ブルーのグラデーション

弱い日差しが揺れるテーブルの上

衝動に任して 全部すべて終わりにしたくなる時ない?

離陸間近の午前1時5分 空を見上げていた

午後になると西陽が差す部屋の片隅のソファー

第六感もうフルに回転して始まった投げ合い

ずっと みてたんだ一枚のポスター

月夜に響き出した 狂った旋律のピアノ

緑揺れる午後の空 幾つ目の飛行機かな

光ならすでに失った 遠く騒がしさだけが通る

街道沿いのオープンテラスには やさしい風が吹いていた

まるで異国の知らない場所へ来たみたい

追いかけ合う月と太陽 決して同じ朝は来なくて

眠りを殺す恋心

君を飾る花を咲かそう

いつまでも届くはずない虹を追いかけていた

新しいコートに着替えて気分を変えて飛び出した

町中まちじゅうオレンジ色に染める 秋空 加速してゆく サイクリング

風がとまり 言葉が途切れた間に二人見たもの

永い夜が朝が昼が すべてのらりくらり流れゆくよう

公園で髪を切る

部屋の窓の向こうに飛行機雲をなぞって

コーヒーは最初の一口甘いケーキの端っこ

夜のない この空では 舟もない から泳いでく

唐突だったあの日夕暮れ 踊る君に魅せられ

水のない晴れた海へ たどり着いた white mermaid

全速力でも かけ抜けた あの路地は今とても狭く

気づけば懐かしい川原に来てみたり

GARNET CROW/詞:AZUKI七


以上、

私が選んだ30曲の書き出しですが、

どうだったでしょうか?


続き、

気になりませんか?🐰


具体的に状況をイメージしやすい上に、

想像の余白も残してある。

個人的には理想的な書き出しだと思います。


呼びかけ、

体言止め、

視覚的な表現など、

工夫されていますよね。



あとはこれをどう自分に活かすか、

なんですが……。

むーずかしそー(>⁠.⁠<)


「素敵な書き出し選手権」でも開きますか(笑)


まぁ、

急にレベルアップするのは無理でしょうから、

これからは少しずつ、

書き出しにも意識を向けて、

書いていけたらいいかなぁと思います🐢

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