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ところでモルックって何?

モルックとは

モルックとは、フィンランドのカレリア地方の伝統的な投てき競技である『キイッカ』というゲームをもとに、1996年に開発されたスポーツです。
実はまだ30年ぐらいの歴史の浅いスポーツです。
母国フィンランドでは、サウナとビールを楽しみながらプレイする気軽なスポーツで、とても簡単なルールで老若男女問わず気軽に楽しめます。

フィンランド生まれのラブアンドピースなスポーツ

フィンランドといえば何を思い浮かべるでしょうか?
湖と森の国、サンタクロース、ムーミン、サウナ……….
モルックは幸福度ランキング世界1位のフィンランドで生まれたラブアンドピースなスポーツです。とても簡単なルールで老若男女、障がい者でも楽しめるバリアフリーなスポーツで、高齢化が進む日本でも楽しめる最適なスポーツレクリエーションです。

競技人口100万人!

私がモルックを始めた2年前は日本のモルックの競技人口は、8,000人程度でした。今や競技人口は、約100万人に達しております!
近年のモルック競技の発展は急速に高まりを見せており、TV番組やSNS等で取り上げられる一方で、各地のイベントや体験会でモルックに触れる機会が多くなっています。
日本モルック協会が開催する公式大会の参加エントリーの数は毎回1,000人を超える規模になっています。

モルックのルール

モルックとは、『モルック』と呼ばれる木の棒を投げて、『スキットル』と呼ばれる数字が書かれた木の棒を倒して点を取っていくゲームです。
イメージとしては、ボーリングのように下投げで木の棒(モルック)を投げて、3〜4m離れた位置に置かれている棒(スキットル)を倒す、というものになります。

モルックのルールについて 
モルックは、モルックを投げて倒れたスキットルの内容(本数または表示されている数字)によって、50点ピッタリになるまで得点した方が勝ちというとてもシンプルなルールです。 ただし、50点を超えてしまった場合は、25点へ減点され、ゲームが継続されます。


大会に出てみよう!

モルックって、面白い!楽しいな、と思ったらモルック大会に出てみましょう!
日本で急速に人気が出てきたモルックは、今や全国各地で大会が開催されています。

モルック大会の魅力

  • 大会参加者がみんな優しい

  • 全国各地に友達ができる

  • 缶バッジを収集できる

  • 世界チャンピオンと対戦できるかも

モルックはフィンランド発祥のラブアンドピースなスポーツなので、自然と優しい、穏やかな人たちが集まりやすい性格の軽スポーツです。
サッカーや野球のようにベンチが完全に離されて、試合が始まったら互いに交流できないスポーツと違って、モルックは2~4チームが同じコートで雑多になって試合を進めるので、自然と相手チームと雑談したり、交流を深めやすいです。

試合が終わったら、同じコートで対戦したチーム同士で記念撮影するのも、大会の慣習の一つです。

またモルックの試合は基本的にはセルフジャッジです。同じコートで試合する選手たちが、協力して審判、スコア付け、スキットルの立て直しを行います。ベテランの選手は、初心者をサポートしながら雰囲気よく、試合を進めていきます。(決勝戦などでは、審判がつくこともあります)

また、時には地方の小さな大会にでも、日本人のモルック世界チャンピオンや日本代表選手が気さくに来てくれることがあります。
一般的なスポーツでは考えられない、凄腕の人と初心者が戦うことが普通にできるのも、モルックの魅力の一つとも言えます。

缶バッジを集める魅力

モルックでは、自分たちのオリジナル缶バッジを作っているチームが多いです。大会などでは、缶バッジ交換を行うのも、モルックならではの慣習の一つです。

久万高原の大会に参加したチームの缶バッジ

モッルクツーリズム

こうして、モルックの大会に出ると全国各地にモルック仲間が増えてきます。「じゃあ次は、そっちの大会に行くね!」などと言って、モルック大会に行きながら、各地を観光するというのも、モルック大会が楽しい要素の一つです。

今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
どこかで、皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

書を捨てよ、モルックをしよう!





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