日本人と中国人の間に生まれた話#1

どうもノリです。そうゆう話をします。

ちなみにこれ、初めに言っとくと、

お父さんが日本人で
お母さんが中国人です。

自分からこうゆう話をすることはあんまり無いので知らなかった人もいると思いますが、
実はれっきとしたハーフです。

今回はそんな僕が今までハーフであるが故に経験してきたことを書いていこうかなと思います。

1,中国に里帰りに行く話

お母さんが中国人である以上お母さんが中国に帰省するのは当たり前でして、
僕も1年に1回行われるその里帰りに必ずついて行ってました。

まず中国に着くといつも叔父さん、正確にはお母さんのお兄さんが迎えに来てくれてました。

そこから車でめちゃくちゃ長い時間、高速道路走ります。
なんせ中国は広い。
主要な空港から田舎お母さんの実家に行くまでにはとてつもない時間がかかります。

ちなみに日本の高速道路は山などを縫うようにして作られていたりするので、
東北の方とかだと結構外の景色が変わったり、曲がり道が多かったりすのですが、中国は真逆ですね。

マジで一本道がずーっと続くみたいな。
日本みたいに山の間とか縫って作られたりするわけじゃなく、ひたすら平地に道路を作ったみたいな感じなので曲がるようにくねくね作る必要とかないんですよね多分。
しかも景色も小麦畑みたいなのがひたすら広がってて全然景色も変わりません。
だからトンネルとかもないですね。僕が知ってる限りでは。

そんな道をひたすら進み数時間かけてお母さんの実家に着くとそれはそれは大歓迎されます。

先ほどお母さんのお兄さんに迎えに来てもらったと書きましたが、お母さんは5人兄弟姉妹です。しかもその全員が結婚し、子供が成人しています。
そのため親戚みんなで集まると結構な大所帯になります。

ちなみに僕のお母さんは一番子供を産むのが遅かったため、他の従妹のことを僕はお兄ちゃんお姉ちゃんと呼んでいました。
呼んでいたというよりそうゆう風に教えられました。
なので今でも他のいとこたちのことは○○お兄ちゃん○○お姉ちゃんと呼んでいます。

そんな感じで当日の夜から親戚みんなで集まって手厚くもてなされます。

翌日以降は僕もお母さんも自由に過ごすのですが、僕はよく近所の年が近い子供たちと遊んでいました。

日本でいうドッチボールのような遊びをしたり、夏は普通に暑いので水鉄砲を使ったり空のペットボトルを改造して水を掛け合ったり、

あと僕はニンテンドーDSというゲーム機を持っていたので、中国の子供からすると当時は物珍しかったそれで遊んだりして過ごしてましたね。

ちなみに中国と日本では確かコンセントの電圧かなんかが違うので、ホームセンターみたいなとこで電圧を日本のコンセント様に変換するみたいな機械を買って、ゲーム機とかの電子機器の充電を行っていました。

続いては皆さんお待ちかねの「食事」についての話をしましょう。
中華料理と言ったら世界三大料理の一角と言われ、日本でも多く愛されている料理でもありますが、
当たり前と言えば当たり前ですが、日常生活でそこまできちんとした中華は出てきません。

日本人もそのような人が多いと思いますが、毎日お店で出てくるような日本料理を家で作ってる人なんて多分いないじゃないですか。
僕だって毎日冷凍食品食べてるんですから。
そうゆうことです。

じゃあその普段の家庭料理はどうなんだって話ですけど

僕は美味しいと思ったことはほとんどないです

いや別に不味いとは言ってないですからね?
「僕は」あんまり好きじゃないと言っているだけです。

なんていうんでしょうね。なんというか料理自体は普通だったりするんですけど、料理する以前に問題があるような気がするんですよね。

僕は白米が好きで、3食のうちで1食でも白米以外を主食にすることはまずありません。
パンや麺などもってのほかです。絶対”米”みたいな人間なんですが、

これはパンが嫌いとか麺好きじゃないみたいなのにも理由があるんですが、そもそも日本の米がおいしすぎるってのもあると思うんですよ。

基本的に日本のどんな飲食店でも、米が主役なお店ってないじゃないですか。
定食屋だったら生姜焼き定食の”生姜焼き”がメインなわけで、別に米にこだわってる店ってあんま無いじゃないですか。
中にはあるともいますが。

そんな店でも日本の米は基本的に美味しいじゃないですか。

そう日本の米は基本的にどれも美味しくて高級な炊飯器を使わなくても満足できるレベルにあるんですよ。

あるとき日本の米を中国に持って行って食べることになりました。
僕はいつもの日本の米が出てくるもんだと思ってました。

しかしいざ炊飯器を開けて茶碗にご飯をよそると、
「あれ、なんかパラパラじゃね?」
って思いました。マジでチャーハンが炊き上がったのかと思った。
全然ふっくらしてないんですよ。
僕はあのふっくらしたご飯が普通だと思って食卓を待っていたわけですからこれは衝撃でした。

これ色々考察したんですが、多分炊飯器も悪くて水も悪いんじゃないかなって。

炊飯器はまぁ、中国人が日本の家電を爆買いすること知っている人ならばわかると思いますが、中国の家電はあんまり性能が良くないです。
今はわかりませんが、当時の家電は少なくともそうでした。

水の方ですが知ってる人も多いと思いますが、水道水を飲める国って実はそんなにないっていうじゃないですか。
日本では当たり前ですが他の国では飲めないことがほとんどみたいな。

中国も水道水が飲めない国の一つです。
基本的に水を飲む場合は500mlのペットボトルが数十本セットになったやつを買って飲みます。

なので水質が日本の米と合っていなかったか、もしくは単純に水質が悪いみたいな感じなのかなと考えてます。
ほんとのところはわかりませんが。

その他の食材も正直日本のスーパーに置いてあるものとは比べ物にならないぐらい程度の味で、ご飯を食べるのが嫌すぎて2週間で5キロ近く痩せた年もありました。
なんせ食べずにずっと外で遊んでたから。

何度も言いますが個人の意見です。
怒らないでください。

後は細かいことをちょくちょく話ていこうと思います。

・何となくイメージがある人もいるかもしれませんが中国は麻雀が盛んです。
親戚に自動で配牌をしてくれる台を数台買って雀荘みたいなのを自宅で営んでる人もいました。
そこには近所から親戚知り合いが麻雀をしによく集まるなんてことは日常でしたね。

・近くにバカでかい公園があるんですが、どのくらいでかいかというとサッカーフィールド三個分ぐらいの公園です。
そこでは毎晩なんかお祭りみたいなのが開かれ、なんか爆音の音楽に合わせて同じ衣装を着たおばさんたちが集団で踊ってたり、夏祭りの屋台みたいなのがたくさんあったり、それがマジで結構な頻度開催されてました。
あれがなんなのか僕にもよくわかんないです。

・今は実家にいた親戚たちはアパート借りて暮らしているのですが、それ以前のお母さんが生まれ育った平屋の一軒家ではトイレが水洗ではなく、畑の隣に木の板で取り囲まれた箱のような、ほんとに江戸時代みたいなトイレで、用を足した後はそれらを畑の肥料として撒いてましたね。

・ちなみに風呂も浴槽が無く、先ほどのトイレ同様に木の板でできた小屋で、
水道から水を引っ張ったシャワーのため、弱めのシャワーしか出ないし全然お湯にならないから大変でした。
もちろんアパートではちゃんとしたシャワーが使えますが、他の国同様お風呂に水をためて入るという文化は薄いです。

・中国ではスーパーはもちろんあるんですが、お母さんの実家では近くに市場のような場所があり、そこでたくさんの野菜や果物、その他諸々の日常でよく使われる食材は揃います。
でも正直テントを張っているとは言え、外に果物とかを置いて、野菜も袋詰めされているわけではないので衛星面ではあまりよくないように感じます。

・買ってもらったおもちゃを一日で壊すのはザラにありました。脆い。

・夏は上半身裸のおじさんがたくさんいました。熱いとすぐ脱ぐ。

・結婚写真は日本だと小さめの棚におけるぐらいの大きさで飾ることが多いですが、中国だと絵画ぐらい大きくして壁に飾るのをよく見かけます。

・生きたまま蛙をバケツ一杯に捕って料理する親戚もいました

今んとこ印象に残っているのはこんな感じですかね。

とりあえず里帰りに行く話は終わりにします。

続きを書こうと思ったんですが結構この段階で長くなってしまったので、初めての試みですが続きは次回にということにしようと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

☆次回予告☆

やめて!お母さん怒った時、僕とお父さんが分からに様にぼそっと小さい声で中国語で悪口言わないで!
知れっと晩御飯に嫌いな食べ物混ぜるなんて卑怯よ!
なんで朝起こしてくれなかったのよ!
次回、母餃子を作る!デュエルスタンバイ!

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