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【こども日本語教育】曜日の導入とアクティビティ:データ配布付き

無料noteです!有料公開試してみましたが、やっぱりいろんな方に読んでほしいので無料に変更しました!
FCデータとプリントデータがダウンロードできます。


条件 (対象学習者、人数、場所etc.)

対象:日本語0ベースの子供8歳前後
人数:8人
場所:ある程度動き回れる広さ
道具:曜日フラッシュカード x 4セット(違う色で)
時間:80分

導入

まずはフラッシュカードで導入。
月曜日から日曜日まで読み上げて(リピートさせても良い🔥)
7つの言葉は何の言葉か予想させる。7=1週間
将来的に漢字を勉強することがあればリンクするかもという願いを込めて
フラッシュカードは漢字のイメージの絵がついた物を作りました。今回は4セット用意していました。

英語と合わせてカードの絵のイメージで記憶に残りやすく誘導する。Monday Moon 月🌙  月曜日 →すんなり
Tuesday Fire? 火🔥 火曜日
Wednesday Water 水💦 水曜日 →Wつながり
Thursday Tree 木🌳 木曜日 →Tつながり
Friday Gold? 金🥇 金曜日
Saturday Soil 土🪐 土曜日 →Sつながり
Sunday Sun 日☀️ 日曜日 →すんなり
曜日自体は古代の占星術とか色々関係していて、日本語も漢字と惑星が関係していますよね、英語はその星の神様の名前とかと関係しているようです。が、そんな御託は8歳児の日本語授業には不要なので「火曜日と金曜日はどうして〜?」と聞かれても英語とパッと見あんまり関連がないので、シンプルに「ごめん覚えて!」って感じですすめました😂

おすすめYouTube

歌での語彙導入はキッズレッスンでは特に効果的。
このYouTubeは日本語で曜日を歌う時に画面に英語の曜日が表示されます。シンプルなカレンダーの絵にキャラクターがジャンプしていく可愛い映像で、余計な情報は少ないのがいい。「ようび」を省略した「♪月火水木金土日」という歌詞もはいっています。耳に残りやすいリズムで何回かリピートさせると何となく口ずさめるようになっていて、日本ルーツの子も全く関係のない子でも同じようにノリノリになります。

簡単なロジカル説明、口頭練習や歌で導入できたら
いよいよ「ゲームで記憶に残す!ようびの言葉と仲良くなる!」です。

体を動かす曜日探しゲーム

低学年対象のクラスだと座学はすぐに集中力が切れてしまうので、体を動かすゲームは必須!フラッシュカードの1セットを前もってクラスの壁や天井、柱などに貼り付けておきました。
教師は曜日をランダムに声にだして、子供たちは近くまで行ってカードを指さす。同じ曜日を続けて言ったり、離れた位置に貼ってある曜日を連続したり、スピードを早めたりと緩急つけると盛り上がります。
指差した時に英語では何か聞くことによって「月曜日=Monday」と認識させておけば、次に英語の曜日を言って曜日カードを探すとゲームもできます。
これは教師が日本語を言っているつもりが英語を言ってしまったり、英語を言うつもりが日本を言ってしまったりと結構パニックになります😂

最後にこの教室中に貼ったカードも子供達に回収してきてもらいます。

カードトレーディングゲーム

今回は曜日フラッシュカードを違う色で4セット用意していたので
子供達には事前にペアになってもらって4チームに。
緑、ピンク、青、紫の自分のチームカラーを子供達には覚えてもらう。

8人に3枚ずつバラバラの色になるようにランダムに配り、教師が各カラー1枚ずつ持っておきます。
子供たちは手持ちのカードカラーを自分の色になるようにクラスメイトか教師に交渉して要らない色とトレードしていくアクティビティにしました。
自分のカラー3枚揃ったら、チームメイトと合流、手伝ってあげます。
6枚揃ったら教師の元にきて最後の1枚をGetです。

今回私のクラスでは普通に英語での交渉になってましたが、
年齢や理解力が高かったり、ルールに従順なメンバーだったら
色や簡単な日本語が使えれば日本語だけでの交渉もできるなと思いました。
シンプル「あお ください」「はい、どうぞ」「ありがとう」
ハイレベ「青ありますか?」「緑と交換してください」

カード並べ替えゲーム

チームメイトの二人でカード7枚が揃ったら、次は並べ替えです。
歌と同じ月曜スタート日曜終わりになるように指示しました。
最初は二人で協力して考えさせますが、途中でYouTubeを流したり、ヒントを出して完成させました。

授業後の振り返り

はじめ10−15分くらいで名前の練習とカタカナ導入。
メインの曜日導入とアクティビティは生徒たちが興奮してバタバタしてあっという間に終わってしまって時間が少し余ってしまったのは反省。もう少し一つ一つをゆっくり丁寧にやっても良かったし、トレーディングの交渉は日本語だけでもできたかも?とも思いました。でも曜日探は体を動かすだけあって楽しんでもらえました。
ちなみに余った時間はカタカナの点繋ぎプリントや過去の語彙導入につかった子供達の好きなYouTubeを見せたりして過ごしました。

データプレゼント

クラス内で使用したフラッシュカードデータと今回のクラスでは使用しなかったんですが、クラス内でも宿題でもできるプリントデータをシェアします。
フラッシュカードは私は4種類のカラーペーパーに印刷しました。
プリントデータは英語→Roma字や平仮名で書かせるものと、
英語と日本語(ローマ字・ひらがな)を点で繋げるものです。

ダウンロードは無料配布ですが、コメントで一言もらえると嬉しいです。
このワードファイルは改変可能ですが、再配布や販売はご遠慮ください。


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