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奈良ひとり旅(2022.7)その1

大好きな奈良。
同じく奈良好きの友達や家族と行くことおよそ20回。
『泊りの旅行=誰かと行くもの』という頭があり、ひとり旅の選択肢は今までなかった。(ひとり時間が大好きなのに)

なのにどうして今回ひとりで行くことになったのか思い出してみると・・・

1.大和西大寺駅にいる夢を見た
2.奈良国立博物館で中将姫と當麻曼荼羅展が開催されると知ってしまった
3.ホニャララLIVEで奈良が話題にあがっていた
4.割と涼しい日が続いていた(これ大事!)

と四拍子揃ったところで行きたい熱がフツフツと沸き、これはもう行くしかない!と勢いで宿を予約。
これまでの私にはない決断。
まず、夏に旅行はしない。だって暑いのが苦手・・・信州人だもの。
でもそれ以上に行きたくなったから、なにかあるんだろうな~と。

当日、バスと電車を乗り継ぐこと6時間。

近鉄特急ひのとり 赤の車体がかっこいい!シートもふかふかで背中とお尻に優しかった

昼過ぎに奈良へ到着。
駅前のお店で柿の葉寿司(大好き💛)を食してから、春日大社へ向かう。
あ、暑い。
歩道の散水機の周りにシカさんたちが集まって涼をとっているのが微笑ましい。シカさんたちも暑いよねぇ。
春日大社の参道に入った時点で既にすごい量の汗が。髪の毛からもぽたぽた滴ってきて、日陰に入ってもとまらない。本殿が見えてきたけど、このまま行ったら倒れそうな予感がしたので手前にある国宝殿で涼むことに。
いつの間にかこんなに立派な建物ができていたんだ、国宝殿。今回初めて入ったけれど、一番最初の展示室〈神垣〉が神秘的で思わず見入ってしまった。光のアートというんでしょうか、涼みながら汗がひくまで20分くらいぼーっとしていたかも。
汗もひき、体がほどよく冷えたところで、いよいよ本殿へ!

暑すぎるせいか、コロナのせいか、春日大社とは思えないほどの空き具合。人もまばらで静かに参拝できるのは嬉しい。

春日大社の釣り灯篭

特別参拝の受付をし、いよいよyujiさんの言っていたくらくらスポットへ。ドキドキ
回廊へ入ってすぐに、体がふわっと軽くなるのを感じた。これかー!
足元が地面から浮くような感じ。それから心地よい空気とそよ風。この足元ふわふわ感は、暑さで私の感覚がおかしくなっているせいなのか?とも思ったけれど、どうやら違う。
ふわふわした足元で遥拝所へと向かうと、ここもまた気持ち良い。とっても柔らかくて優しい空気。あ~、落ち着く~。
春日の神さまに優しく包まれているような感じ。この感覚はきっと一人で来たから感じられるんだろうな、誰かといると話に気がとられちゃうから。

本殿参拝でエネルギーチャージした勢いで、若宮の方へも足を延ばしてみる。(若宮社殿は現在20年に一度の修理中)
春日大社へは何度か来ているけれど、こちらの方までお参りするのは初めてなので新鮮!森の中なので、暑さもつらくなく散歩が楽しめる。

若宮へ向かう道
立派な木

しばらく歩くと、次なるくらくらスポットの金龍神社が。
参拝を終え、そんなにくらくらしないなーと思いながら石階段を下っていると、きた!ふわーっと浮く感じが。

後から知ったのだけど、若宮十五社めぐりというのがあるんですね。特別御朱印もいただけるそう。次回は涼しい季節に時間の余裕をもって来て、ぜひ十五社すべて巡りたい。

金龍神社からの帰り道も、完全に一人の世界。この道もとっても気持ち良い空気に満ちていて、爽やか~なお散歩タイム。
途中滝が見えたり。

遠くに白藤の瀧が。

帰り道、国立博物館のあたりまでくると、再び暑さで汗だく。やっぱり春日大社の涼しさは特別だったのね。
その2へ続く・・・(たぶん)

お気持ちありがとうございます。大切に使わせていただきます。