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【ボイトレ・脳トレ・シニアライフ】第18話



N♠「息(虚数)に絶対依存する虚数ボイトレに馴染んできた雰囲気がBincoの歌唱に反映され始めて来たね。見えない霊(虚数)との鬼ごっこだから、気軽な空想力で声遊びを楽しんで欲しいね。
力づくで息(虚数)を動かそうとしても、思い通りにならない事が分かりかけて来たかな?」

B♡「そうは言っても、強い息(虚数)を使おうとすると筋力を使いたくなるのよね。歌唱中の歌詞によっては、気持ちが入りすぎてリキンじゃう事があるわ。どうすればいいの?」

N♠「かなり難度の高い質問だな~。息(虚数)の出し入れがある程度、理解出来てきたら呼吸操作を脳トレによる遠隔操作でやって見て欲しいな。
腹式呼吸の操作に100%任せるのではなく、脳による意識操作で息(虚数)の出し入れが出来るように慣れて欲しいね。
ドローンを飛ばす時のリモコン操作に似てるかな。リモコンから出る電波も虚数だもんね。」

B♡「なるほど。脳みそも発声に参加させるのね。ボイトレが全身参加と言われる意味が分かるような気がするわ。頭のテッペンから足先までを活用して初めて、自然発声が完成する訳ね。」

N♠「虚数村では、筋肉(実数)を無視して、リキミ「0」という理想形で、やって来たよね。現実では、そんな理想形を簡単に、おぜん立てして貰えないよね。
例えば、ペットボトルに入った満杯の水を、さかさまにして一気に出そうとしても、ボコボコつっかえて、スムースに出てこないよね。
ボトルを水平にして空気を補充できるスキマを作ってやることで、トクトクとスムースに流れ出るよね。
これと同様の事が腹式呼吸体内で起きている訳だ。体内筋はペットボトルの材質程硬くないので、脱力する事で、ある程度スムースに息は吐かれているんだね。」

B♡「腹部が柔軟に膨らんだり凹んだりするのは、そのせいなのね。ペットボトルを柔らか~なゴム製にしてやればいい訳ね。」

N♠「そこまで理解出来てきたら、もう一息だぞ。ボイトレで重要なのは、合掌で挟まれたスキマだったよね。そのスキマが、二次元円のキャンバスとしてセットすれば、その中心点が息の湧き出し口となるぞ。
この湧き出し口の形状が、「アエイオウ」に開くことで、そのスキマから息(虚数)が漏れ出る事で自然発声が生まれるぞ。
初期設定の二次元キャンバスは玄関の戸締りをしっかりしてある状態だ。その中心部ドアのスキマに「アエイオウ」という工具で空気穴を開けてやると、そのごく小さな穴に風が通り抜け「ひゅう~」っと音が生まれるよね。こんなイメージで、どんどん微小化練習に励んで欲しいね。」

B♡「虚数遊びって、私みたいな高齢者にも出来る脱力運動なのよね。カラオケ歌った直後に快感を感じるわ。
全身のリラックスした筋肉が中心の一点に凝縮する時、かなりのリラックス運動が行われてるらしいのよ。幽霊運動してる内に、周りの筋肉達(実数)にマッサージを無料で施してるのよね。気持ちよくなるの当たり前だわね。」

【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
合掌して左右の手のひらで出来るスキマを、複素数円に当てはめると、手のひらの中心点が虚数の湧き出し口となる。同時に虚数の吸い込み口となる。合掌したままの左右の手の合わせ具合は、真空状態を維持する脳指令を出し続けて欲しい。すなわち密閉合掌を手の力ではなく脳指令パワーで完成させて欲しい。その初期設定から、虚数ボイトレによる息のササヤキが緩やかに波紋を生み出します。
限りなく小さな砂粒を水面に落としてできる、さざ波は声の大先生なのでは?


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