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【脳トレ・ボイトレ・シニアライフ】第58話

N♠「新しい一段階上のフェーズでは、実数君からの僅かな介入も許されないから、そのつもりでボイトレするんだぞ。但し、虚数君が実数君を圧倒的に支配する状況に成るから、そのフェーズへの息づかいは当然、難度が高くなるぞ。」

B♡「なんか未知の世界へ、旅行する感じなのね。好奇心が欠かせそうに無いわね。息づかいって、表面を、なぞるだけじゃ駄目な事は、何となく分かって来た気がするわ。」

N♠「息(虚数君)によって、声のキャパを拡大するには、「吐く息(虚数君)の息づかい」よりも、「吸う息(虚数君)の息づかい」がキーポイントになる。その理由を理解する脳トレで準備を万全にして置こう。」

B♡「私にとって、息(虚数君)を体感できるのは吐くか吸うかだけなのよね。この2種類だけの操作で、声の出来具合が違ってくるのは、まだまだ迷路の中だわね。」

N♠「身体内で、その理屈を再現するために、「忍野八海の池」を例にとって

見よう。この池は、透き通る透明感で大自然の振る舞いを、見事に表現しいる。名水百選に選ばれたこの池は竜神が祀られたパワースポットだ。富士山が蓄えた原水による湧き出し水だから、自然の営みその物だよね。自然体ボイトレのヒントが見えて来ないか?。」

B♡「胸部に貯められた息が、富士山が蓄えた水に相当するわね。そうすると、湧き出し口は腹部の何処かなのよね。腹部全体が池に相当するわね。腹式呼吸って事ね。」

N♠「この時、水の立場になって流れのイメージをするのが、虚数呼吸のイメージだよね。当然、息(虚数君)の湧き出し口は、腹部の中心「丹田」だ。「丹田」から湧き出す息(虚数)をコントロールするのが、息(虚数君)の吸い込みの役目だ。」

B♡「この時の吸い込み具合がムズイわ。私の場合、吸い込む時に筋肉(実数君)が暴れるのよね。丹田呼吸が今一なのね。胸の「息だまり」の活用も今一こなせて無いのよね。」

N♠「その意識が有れば、もうちょいだ。湧き出し口のサイズに、こだわって見ると良い。
富士山水源と忍野八海池を結ぶ水脈が、「虚数の通り道=虚数糸」と見なして、ボイトレして欲しい。虚数糸の内部を流れる息(虚数君)は、それ自身、微細なので微細化の努力はいらない。筋肉側(実数君)に微細なトンネルを造成する設計図が必要だ。この微細トンネルを作り上げる「脳トレ」に好奇心を向けて欲しい。」

B♡「限界以下の細いトンネルって、想像し難いわ。注射針・髪の毛・蜘蛛の糸・・・等が私の脳みそのリミットだわ。」

N♠「そこまで来てれば、大したものだ。微細な内部空洞を開閉するのが、虚数君の「吐く息・吸う息」の役目だ。即ち、微細になれば成る程、息(虚数君)でしか対応出来ないエリアとなり、ボイトレは虚数君に依存するしかない訳だ。」

【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
複素数球体の中心点を、このコーナーでは、腹部の丹田に移植して、丹田呼吸を脳トレして見ましょう。回り道になりますが、地球を複素数球体に見立

てると、「息=磁力線」とみなせば分り易いでしょう。南北を貫く磁力線は、スムーズな放物線を描いて、滑らかな流線を形成します。腹部球・地球を同等に脳トレしてみると、虚数君に息・磁力の違いはあっても、理屈は変わりません。南北を貫く軸が虚数軸ですから、その事を巧みに活用する事で無駄な試行錯誤を削減できます。


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