「デザイン4原則」の「反復」は「一貫性」として普及させたい

タイトルのとおりです!

この記事は#Designアドカレ2022に参加しています。

Webデザイン教育の現場で引用されている「デザイン4原則」の「反復」が、はじめて知った方のうち9割の方が誤解するという現実がございます。

初出は『ノンデザイナーズ・デザインブック』の「デザインの4つの基本原則」だと思われますが、おおもとの英語版での「反復」は「repetition」で、その直訳だと確かに「反復」です。
でも、実際にデザインの現場で考えるところの「repetition」は、「一貫性」としたほうが日本語の意図として伝わりやすいかなぁと感じるのです。
※統一感でもOK

なんだかこう、パターン的な何かを繰り返す感じなのかなぁっていう勘違いが発生してしまうんですよね。
そうではなく、「一貫性」のあるデザインをしていこうね、というのが「repetition」になります。

『ノンデザイナーズ・デザインブック』を翻訳されたのは吉川 典秀さんとのことで、第一版の際の訳者さんでしょうから、となると1998年です。
ご本人に直接言うにしても、そもそも翻訳者さんだから「素直に訳しただけです」「そんな20年以上前の話をされても…」「Robin Williams(著者)さんに言ってください」、ってことにしかならないでしょうけれども(笑)

ちなみに、もともと「デザインの原則」と言ったら、「ゲシュタルト原則(Gestalt principles)」がありました。
心理学的なアプローチだったこの原則を、Robin Williamsさんがデザインの現場向けに再定義したのが「デザイン4原則」なんじゃないかなと思っているのですが、なにぶん1998年の私はPS1とかで遊んでた頃でよくわかっておらず、違っていたらすいません!

ちなみにその2ですが、別に「一貫性のほうがぜったぜった正しい!!」みたいなことを言いたいわけではございませぬ!
単に、「repetition(反復)」は超有用なので、これを意識できることが「脱デザイン初心者」だと思ってますし、みんなしっかり習得してほしいよーっていう論です! 
喧嘩を売りたいわけではございませぬ。

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