【巨人】影のヒーロー高橋由伸前監督

こんにちは。

今回は、高橋由伸 前巨人軍監督について取り上げていきます。

さて、9/11(金)に東京ドームで行われた対ヤクルト戦で、原監督が監督通算1067勝を記録し、巨人の歴代監督勝利数で単独トップとなりました。
いや〜すごい!本当におめでとうございます!

現在も巨人軍の快進撃は続いているわけですが、私は今の快進撃は高橋由伸前監督の功績がめちゃくちゃ大きな要因の一つになっていると考えています。

では、高橋由伸監督が今のチームに残してくれたものをいくつか挙げていきたいと思います。

由伸の功績① 不動の4番岡本和真

高橋由伸監督を語るときにこれは外せません!
2018年に3割30本100打点を達成した岡本和真が不動の4番としての地位を築き上げたことは今のチームの土台となっています。
2018年は二岡コーチと打撃フォームの改善に取り組んだことが身を結び、打率.309 33HR 100打点と圧倒的な数字を残しました。6月2日のオリックス戦から4番で起用され続けました。途中で30打席以上ヒットが出ない時期もありましたし、9月には死球による骨折もありましたが、それでも由伸監督は4番で起用し続けました。だからこそ、最終戦で3割30本100打点を達成した時は泣けましたね(笑)
もちろん岡本が実力で勝ち取った4番ですが、由伸監督が多少打てない時でも4番として起用し続けてくれたからこそ今の岡本があると思っています。
立派な巨人軍の4番バッターが誕生して、本当に嬉しい限りです。

由伸の功績② ドラフト指名組が活躍!

由伸監督の時にドラフト指名した選手が今の原巨人で大きな戦力になっています。
では、原監督が退任した2015年以降のドラフト指名を見ていきましょう。

2015年(由伸監督はドラフト不参加)
1位 桜井俊貴
2位 重信慎之介
3位 与那原大剛
4位 宇佐見真吾(現日本ハム)
5位 山本泰寛
6位 巽大介
7位 中川皓太
8位 松崎啄也
育成1位 増田大輝

2016年
1位 吉川尚輝
2位 畠世周
3位 谷岡竜平
4位 池田駿(現楽天)
5位 高田萌生(現楽天)
6位 大江竜聖
7位 廖任磊
育成2位 加藤脩平
育成5位 松原聖弥
育成7位 堀岡隼人

2017年
1位 鍬原拓也
2位 岸田行倫
3位 大城卓三
4位 北村拓己
5位 田中俊太
6位 若林晃弘
7位 村上海斗
8位 湯浅大

いや、すごくないですか?(笑)
「別にそうでもないじゃん?」と思われるかもしれませんが、そう思われる方には2008年から2014年のドラフトで2位以降で指名された選手を見ていただきたいです。由伸政権下でまともに戦力になったのは田口麗斗ぐらいです。由伸監督が積極的に使わなかったからだとも考えることはできるかもしれませんが、それにしてもあまりに酷すぎます。
それが由伸監督の時に指名した選手は、むしろ下位指名した選手の方が今も1軍で活躍しています。中川、増田大輝、大江、松原、大城、北村と下位指名ながらもう1軍で欠かせない戦力になりました。由伸監督になってからドラフトが大きく変わりました。
由伸監督がドラフト指名にあたってどれだけ関与していたのかは不明ですが、全く関与してないことはまずないと思うので、これも由伸監督の大きな功績だと思います。

由伸の功績③ 阿部慎之助の後釜育成

今の巨人は12球団でもトップクラスの捕手の選手層ですが、これも由伸監督の功績が大きかったと思います。
特に小林に関しては由伸監督本人も我慢して使ったと後におっしゃっていますが、本当にその印象が強いです。昨年も含めて原監督の元では一度も100試合以上出場したことがないのに対して、由伸監督の元では3年間とも100試合以上出場しています。2018年になぜか1ヶ月ぐらい一切スタメン起用されないという謎の期間もありましたが、この3年間で小林は本当に多くの経験と挫折を味わって成長する期間になったんじゃないかと思います。
捕手阿部慎之助という大きな存在を失った中で、小林・大城という素晴らしい捕手を残してくれたのは昨年のリーグ優勝と今シーズンの快進撃に大きく結びついていると思います。

由伸監督が勝てなかった理由

では、由伸監督がなぜ勝てなかったかですが、これは先程も触れたように由伸監督就任前のドラフトがあまりに酷すぎたからだと思います。
もちろん、プロ野球は結果が全ての世界ですから、勝てなかったなら由伸監督は全ての責任を負う必要があります。たしかに由伸監督の采配で落とした試合もあったと思います。
しかし、繰り返しになりますが2008年から2014年までのドラフトの2位以降の選手は、田口麗斗以外ほとんど戦力になりませんでした。大変失礼ですが、2位以下の選手があまりにも悲惨すぎました。そこにカープの超全盛期が重なった状態で「勝て!」と言われてもさすがに勝てるわけがありません。私は采配うんぬんの問題だけで解決できる戦力ではなかったと思っています。

由伸監督の功績があるからこそ昨年のリーグ優勝がある!

チームはどうしても全盛期を迎えた後には衰退期を迎えてしまうものです。今のカープもまさにその時期に差し掛かっていると思います。これは仕方ないことです。
たしかに2012年に日本一を勝ち取ってからの巨人は
「日本シリーズ敗退→リーグ優勝CSファイナル敗退→リーグ2位CSファイナル敗退」
と、年々成績を落としている中での原監督の退任と高橋由伸監督の就任でした。その中で由伸監督はチームを3年間という短い期間で本当に素晴らしいチームに生まれ変わらせてくれたと思います。
もちろん、原監督が就任してから丸・炭谷などの獲得やブルペン陣の整備など肉付けされたところは多々あります。ただ、由伸監督のおかげでチームは明らかに生まれ変わりましたし、勝負ができる戦力を整えてから原監督に再びバトンタッチができたからこそ、原監督の復帰初年度からリーグ優勝出来たのではないかと考えています。

いつかまた由伸監督を見たい!

前のトピックで扱いましたが、由伸監督は十分な戦力を持たないチーム事情の中で監督を引き受けました。その結果、阪神の金本前監督と共にカープ3連覇の1番の被害者になってしまいました(笑)
しかし、今は名将 原辰徳監督の元でチームはとんでもない勢いで勝ち星を重ねています。もちろん、原監督にはお元気で情熱が燃え続けている限りは巨人軍の監督を続けてくれてら嬉しいなと心から思っています。

ただ、原監督が退任する日はいずれ来てしまいます。ですから、その後には、十分な戦力が整った状態で高橋由伸監督に再び監督就任してもらえたら良いなと思っています。

いつか高橋由伸監督に再びユニフォームを着てもらって、今度は日本一の監督になって胴上げされてほしいなと心から願っております!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?