【巨人】現有戦力の現状とドラフト①

こんにちは。

今回は先日報道された巨人の2020年ドラフトに関する記事について、巨人の現有戦力の分析を行った上で考察していきます。
長くなりそうなので2回に分けて考察します。

記事の内容ですが、巨人の編成担当の方が
「ドラフト1位は外野手の即戦力、外れたら投手」
と言ったという内容です。
該当の記事はこちら↓
https://www.sanspo.com/baseball/news/20200828/gia20082817270005-n1.html

この時期からここまで具体的な話が出てくるのは珍しいですね。
最初の入札は外野手で、外れたら投手という方針を示していることから、外野手に競合してでもほしい選手が1人だけいるということが推察できます。何でもいいからとにかく外野というのであれば、外れ1位も外野手でいくはずです。ちなみに、その意中の選手が近畿大の佐藤選手ではないかという記事も出ました。

その記事が出た時期には1軍が週末に先発投手の乱調で星を落としまくってたので、巨人ファンからは先発投手の方が先だという意見が多数見受けられました。

では、巨人の70人枠内にいる選手の構成は今どうなっているのでしょうか。今回は、野手の戦力分析をしていきます。

捕手の年齢構成

33炭谷銀仁朗
31小林誠司
28田中貴也
27大城卓三
24岸田行倫
19山瀬慎之助
※太字は1軍で活躍している選手

内野手の年齢構成

38中島宏之
33ウィーラー
32坂本勇人
28吉川大幾
27田中俊太・若林晃弘・山本泰寛・増田大輝
25吉川尚輝北村拓己
24岡本和真
21ウレーニャ(2020.9.17 支配下登録)
20湯浅大・山下航汰・増田陸・松井義弥
19菊田拡和

外野手の年齢構成

38亀井善行
33陽岱鋼・ウィーラーパーラ
31丸佳浩
30立岡宗一郎
28戸根千明(二刀流)
27重信慎之介・石川慎吾
25松原聖弥・村上海斗
24モタ
21加藤脩平
20山下航汰
19伊藤海斗

野手のポイント

それぞれの年齢構成から、私が野手で特に不足を感じたところが3点あります。
①外野手のコア
外野は松原が台頭しているとはいえ、20代にレギュラーがいない点を見ると、丸・亀井の世代交代を見据えて早急に外野の中心選手を作る必要があります。プロスペクトに目玉選手が欲しいところです。

②右の外野手
外野手だけを見ると、外国人以外の太字の選手と下のプロスペクト3人を見ると明らかに左バッターに偏っていることが分かります。陽岱鋼・石川慎吾・村上海斗の3人が1軍で戦力になりきれない現状を踏まえると、私は特に外野手の中でも右打者は早急にドラフト指名が必要だと考えています。

③左の長距離砲
ポジションというよりチーム全体としての攻撃面を考えた時に、左の長距離砲の不足を感じます。現在1軍で長打を頻繁に期待できる左打者は丸と大城ぐらいです。ファームを見ても、左のプロスペクトでバリバリの長距離砲に育つ期待を持てる選手は現時点では見当たらないので、攻撃力の維持・強化を考えた時に指名が必要だと考えています。

巨人の1位指名佐藤選手はあり?なし?

野手では主に外野が欲しいと考えている点は、球団の方針と一致しているようです。

さて、この三つのポイントから、佐藤選手の1位指名がどうなのかということですが、私は非常にマッチすると考えています。
佐藤選手は左のスラッガーで主にサードを守る選手とのことですが、巨人は外野手として考えていると報道されています。外野となれば右打ちが欲しいのは確かにそうですが、外野に新たなコアとなる選手が必要というニーズと、攻撃面で左の長距離砲が必要というニーズを満たす期待が持てます。

私は佐藤選手のプレーをYouTubeの映像以外で見たことがありませんので詳しいことはさっぱりわかりませんが、もしスカウトの方が本当に野手でNo. 1の評価をしているのであれば、チームのニーズにも合うのでぜひ指名してほしいと考えています。

ただ、佐藤選手を獲得した場合さらに外野が左に偏ることになるので、2位以降の指名を使って右の外野手に有望な選手がいれば指名したいところでしょうか。

長くなりましたので、この辺で一旦切ります。
次回は、投手陣の戦力分析をした後に、70人枠全体を見て今年のドラフトのポイントをさらに考えてみたいと思います。

続編
https://note.com/nori203/n/nf7d3c950709a

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