【巨人】現有戦力の現状とドラフト②

本題に入る前に… いやぁ、驚きましたね。
生え抜きの大功労者 澤村拓一投手が千葉ロッテマリーンズへ移籍することなってしまいました。
大功労者だけに思い出もたくさんあるので言葉じゃ表し切れないほど残念です。
今まで長い間チームに貢献してくれて、2012年からのリーグ3連覇と昨年のリーグ優勝の力にもなってくれました。本当に感謝しかないです。
ロッテに行っても頑張ってほしいですし、このトレードが本人の野球人生と両球団にとって良いトレードになることを願っています。

巨人のトレードについてはまとめてどこかで取り上げる予定です。

さて、今回は前回の続きで今度は巨人の投手陣の現状を分析した後に、そもそものドラフトの目的と今年のドラフトのポイントを考えていきたいと思います。
9月6日投稿の①では野手について掘り下げていますので、合わせてご覧ください。

『【巨人】現有戦力の現状とドラフト①』
https://note.com/nori203/n/n2ce8660f28eb

投手 年齢構成

39岩隈久志
37大竹寛
33野上亮磨
32デラロサ (澤村拓一※2020.9.7ロッテ移籍)
31菅野智之・田原誠次・高木京介藤岡貴裕・サンチェス
30鍵谷陽平
28宮國椋丞 ・戸根千明高梨雄平
27桜井俊貴・田中豊樹・ビエイラ
26メルセデス今村信貴・畠世周・中川皓太・ディプラン
25田口麗斗
24鍬原拓也・古川侑利
23高橋優貴
22堀岡隼人
21大江竜聖・太田龍
20戸郷翔征・直江大輔・横川凱・沼田翔平
19堀田賢慎・井上温大
※太字は左投手、数字は満年齢

1軍の投手陣を見ても大きな偏りはないですし、若手のプロスペクトも左右と先発中継ぎそれぞれに素晴らしいプロスペクトを抱えています。これらのことを踏まえると、前回挙げた外野手や左の長距離砲と比べたら優先度は低くなると考えています。
ただ、投手の肩は消耗品と言われるように、どうしても投手は毎年新しい力が必要となるポジションです。
では、どんな投手が特に必要とされるのでしょうか?

ズバリ投手陣の空白世代を埋めるべし!

投手はいくらいても困らないとよく言われますが、残念ながらドラフトで指名に使える枠は限られています。その限られた枠の中で、特に指名の優先度が高いと思っているのは大学・社会人世代の投手です。

ここ2年間のドラフトを高卒の大量指名に使ったことで戸郷・直江など素晴らしいプロスペクトを確保することができました。本当に素晴らしいドラフトでした。しかし、年齢構成を見ると過去2年間でほぼ指名してこなかった21〜25歳の世代はどうしても数が少なくなってしまっていることが分かります。当たり前ですが、今1軍で活躍している投手のほとんどは一番脂が乗っている26〜32歳の間に数多くいますので、「数年後には枚数が足りなくて困るんじゃないの?」と思いたくなるのも無理はありません。

以上のことから、21〜25歳にあたる大学社会人の選手で、脂の乗った年齢を迎えた時にチームを支えてくれる期待が持てる投手を指名してもらえれば良いなと思います。その投手が来季から戦力になってくれれば言うことないですね!

ドラフトは来季向けの戦力補強ではない!

そもそもドラフトというのはチームの長期的な未来を決めるものであって、来季へ向けての戦力補強を行うものではありません。当然、今の巨人の1軍でも今すぐに先発補強をしてほしいという願望はありますけど、それはFA補強やトレード補強・外国人補強で行うべきです。
ドラフトはまず大前提としてスカウトの評価の高く、長い間主力選手としてチームを支えてくれる期待が大きい選手をリストアップすることが当たり前ですが最も重要です。その上で、最終的に誰をチョイスするかは1軍の現状を見て決めるものではなく、70人枠の現状を見て決めるものだと思います。

ここまで各ポジションごとの年齢構成をもとに分析してきました。それを踏まえて、今年のドラフトで特に優先度が高いと考えている点は以下の3点です。
①外野手のコア・右打ち
②左の長距離砲(ポジションは問わない)
③大学社会人世代の投手

ただ、ポジションは一つの決め手になる得るだけであって、未来の主力選手を囲い込むことが最優先という点だけは忘れてはいけません。

今年は大社の選手を大量指名か!?

これは私の勝手な予想になりますが、今年の巨人のドラフトは大学社会人の即戦力にかなり偏った指名をすると予想しています。編成担当の大塚さんが大社中心を匂わせているとの話もありますが…
理由はただ一つ!
原監督の契約が来季で切れるからです(笑)

さぁ、今年のドラフトは果たしてどうなるのか?
各球団とドラフト候補の動向から目が離せません!

楽しみに当日を待ちたいと思います!

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