北から送る。

12月。辺り一面は真っ白に染められた。歩みを前に進めるたびにその白さに両の足はのまれて行った。それでもこの歩みは止まらなかった。正確には止めれなかったとでも言えようか。うちなる別の情熱に私の思考や想いはいつだって従うしかなかった。
でも、時々ふと思う。その行先はどこで私はどこに向かっているのであろうか。
今日も街はより一層白く染まる。固まるときにはすでに遅かった。やはり最適解は春を待つことなのであろうか。

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