見出し画像

安打製造機

 恥部や弱点を見せたり認める行為って、昔は本当に辛くしんどかった。
誰かに弱点を突かれ、痛いところを指摘されるだけで、人格全てを否定された気になり、ずいぶんプライドも傷ついたものだ。
 
いつの日からか、その辺りに対し「できないものはできない」という開き直りに近い感情が芽生えるようになった。諦めとも違う、何だかわからないけど「不必要なガラクタを捨てる」ような感情と言うか。
 
近年の自分は「弱点を克服する」より「良い(と自分で思っている)部分をブーストさせる」ムーブが強い。世間的な風潮も、どちらかというとそういった追い風方向に働いていることもあって、"じゃあそれに乗っからせてもらおう" という相乗り感覚込みで。
 
 
 そのおかげか、今は比較的自ら弱点を開示できるようになったし、それによってむしろ自分自身に愛着を持てることも叶うようになった気がする。周りに対して武装解除し、自分の身の丈を晒せるようになることで、かえってより皆から助けてもらいやすくなった気がする。
 
もちろんコンプレックスの払拭だったり、負い目に感じる部分というものはまだまだあるし、できることなら突っ込まれたくなかったりもするけど、いくら頑張っても、そもそも与えられたユニークステータスに対し "覆せるもの" と "覆せないもの" がある。

コントロールができるもの、できないものを判断する眼は養っていたい。
 
同時にそうした眼が定着すると、自分だけでなく他者の弱点や欠点に対しても同じような感情を持てるようになり、結果的な精神衛生の担保も効いたりする。認め合い、慈しみで覆われた世界は美しい。
 

 60〜80点常に取れていればそれで良い。自分の苦手なことは自分以外の得意な人にお任せすれば良い。自分は自分のやるべきことを。「安打製造機」として人生をまっとうするのもアリだな、と常日頃考えていたりする。

***
 
 我が城・COPY HOUSE、本日は5/23 (tue)はミエがいます。
17:00オープン。通常営業日。

いよいよ今週末。
5/27 (sat)〜5/29 (mon) は、ポップアップショップが開催。

中日の5/28 (sun) にはCOPY HOUSEが居酒屋仕様になる
『イザカヤン・バンバータ』も開催します。
どちらも楽しいのでぜひ!


貴重な時間の中 読んでくれてありがとうございます。 「スキ(いいね)」は非会員ユーザーさんもできるので、 押してくれるとすごく励みになります。 そしてぜひ大阪に来た際は COPY HOUSE へ!🏡