心の修正パッチ
なんとなく疲れていたり弱ってたりする時は「ああ、疲れてるわ」「弱ってしまってるわ」などと声に出して認めてしまった方が、無理を認めず気丈に(自分自身に対し)嘘をつくより遥かに有効だったりする。
認める部分を認めると、膨張していたバルーンから「しゅーっ」と空気が抜けていくように、心理的な最適化(デフラグ)が図れると同時に、頭の中のメモリも一定量解放されるので、それだけで脳内に少なからず「余白」が生まれる。
その余白に何を詰め込むか。
これまた奇妙だけど、自分の気持ちを認めず「抗う」「反発」する思考の時とは違い、ある種の "降参" というか、素直に弱さなども認めたが故のご褒美なのか、不思議と新鮮な風通しの良い前向きな感情だったりインスピレーションが、新たな風となって頭の中を埋めていくような現象が起きる。わずかながらでもそうして得たものは、しっかりと逃さずに、手応えとして自分のものにする。
いわば、"心の修正パッチを当て込む" 作業みたいなものである。
バンカーやハザードからいかに沼にはまらず抜け出し、リカバリを上手く進め、空いた部分をパッチで埋めながらアップデートに励むか。できるだけ自分なりに、健全かつ後腐れのない思考を保てるかが毎回重要だなぁなんて思ったりする。
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