ドラクエⅣ
明日の記事は『ドラクエⅢ』を予定する。
明後日はちゃんと別の記事を書くはずだ。
全くもって白紙の状態ではあるけれど。
一時期、インターネットが全てだった。
こう書き出してみると今も変わっていないように見えてしまうが、文字通りに朝方は眠くなるまで、昼は食事を求めて起きるまで、日が沈んでは昇るまで、それら生活時間は残さずインターネットに費やされた。
わたしはスマートフォンを持つ以前からインターネットがバロメーターとして、時にテレビなどメディアの代替として、最終的には依存する精神安定の役割を果たしていたと思う。
似たような毎日を過ごす人たちが、少なからずその場所にはいたのだと、そのように振り返る。
うん、一部分は今も変わっていないかもしれない。
ニコニコ生放送というサービスを追い続けた5〜6年間。
特定のユーザー生放送が、依存するわたしの生活時間を保っていた。
そう、一時期はあの放送時間が、わたしの全てだった。
お昼時はもうしばらくするとサカナさんのゲーム実況が開始されるだろう。
わたしは配信の時間に起きて食事を済ませている。
配信者のサカナさんは毎日をゲームで過ごして、わたしたちも同じ時間だけ、その配信を視聴した。
ユーザー主催のゲーム早解き企画を目標に、サカナさんは1日も欠かさず『ドラクエIV』をプレイしていた。
プレイしていたというか、クリアしていた。
7〜8時間をかけて『ドラクエIV』をクリアしていた。
手のひら返しより先を選ばないわたしには、何だか全てが懐かしいの一言で感想が尽きてしまう。
かつてのニコニコ生放送と言っても良いのだろうか。
わたしが見聞きした限りと断るのが適切か。
ニコニコ生放送内でのゲーム早解き企画は、この時期を境に拡大していった。
サカナさんの早解き企画参加からは長らく時間が過ぎてしまったようで、決して順風満帆とは言い切れない現状にも、あのユーザー企画は広がり続けているらしい。
数ヶ月前には大人数が関わる大会も開かれたそうだ。
『ドラクエIV』を例に挙げてもゲームクリアが5時間を切っているという。
毎日毎日、生活の大部分を賭して過ごした日々を思ってこの記事の続きを書いていた。
サカナさんの面白おかしいゲーム実況がわたしの毎日を保っていたことも、絶対に無駄な時間ではなかったはずなのだと。
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