あえてお腹を空かせて待つ。
で、抑えきれずにちょこちょことつまみ食い。食べるいりこやら、梅干しやら間隔をおいて。
ここから普段であればインスタントラーメン、白飯に一品おかずと走り出すところを今はとりあえず保つ。
夜に肉を食べる約束があるから。ただただ良いコンディションでかっ食らうために、自制というか我慢の時間である。

そもそも自分の夕食のタイミングがだいぶ早い。平日休日問わず同じような時刻で食べ始めてしまう。少しの空腹を満たそうと、実際は取らなくていいはずのカロリーを思う存分。横になって休みたくなるまで食べ続ける。
今日の肉だって例外なく。前回の席を思えば、会計で支払う千円札を用意したいとの理由のみで集合前に一人ファミレスへ寄ってみたり。その後は2,3軒で食べて飲んでと節操がない。
太っちょの大食らい。いや、まあ、そこまで無尽蔵というわけでもなくて。
数年がかりの減らない体重を周りに話す際、(そら、あんたが食べてるからでしょ)とツッコまれる程度のものである。

今夜は控えめに肉をつついていたとしても、「もっと食べろ若いんだから」と圧をかけられて。食べたら食べたで、「全然やせる気ないでしょ」と受け取られたり、一方的に転がされてしまうだろう。
まあ、仲間内や歳上の人らからはそんなキャラで雑にイジられて、この位置が楽であるからどうとでもなる。

ああ、まだまだ腹は減らない。
空っぽになった食べるいりこは見ないでおく。炊飯器の炊きたては明日へと取っておく。

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