『エンドレス』

作業所仲間の後輩2人と昼カラオケ。数ヶ月ごとに遊ぶらしい。ほどほど久しぶりの、と思いきや。私自身は先週同じカラオケ店に行ったばかりだ。
三者三様で自由に歌う。邦楽洋楽アニソンボカロが混ざるカオス。
この日に向けてCreepy Nutsを練習してきたけれど、まさに練習した通りの歌唱力であり今さら思い出して赤くなる。
そもそも『かつて天才だった俺たちへ』と曲のチョイスからして、もうなんだか。それ以外では十数年前のビートクルセイダーズを歌ってみたり。アニメのタイアップ以外で唯一知る『GHOST』は、いつかのテレビ番組で魅入った記憶が起こされる。

大抵の場合、たまに口ずさむサカナクションから曲を選ぶけれど。それすらも時が止まったままのシングルから、ようやく数曲を歌うくらい。
後輩の一人による「いいなあ。サカナクションいいなあ」とは前々からの流れであり、そこから彼が練習した曲を披露するのは今回が初めてとなる。
『エンドレス』と『フレンドリー』、きちんとばらつく年代を見て、音楽配信を上手に聞きまくったのだろうなと汲む。というか、こちらも薄っすら覚える程度のにわか知識で、人がのめりこむ熱心さに感心する。
この若者からオジサンになる間で、わたしは上澄みをさらってばかりだったなあと。好きなものから、そうでないものまでを一から数えることは滅多になくなったらしく。
そこまでの基準もあやふや、第一印象ばかりを覚えるのみだ。

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