朝へ

帰宅後。疲れが感じられる割にはそれなりに動いて、あとはごろごろ。
きっと飽き性とか三日坊主というよりは、手放せずにいる習慣が溜まり過ぎただけである。
気が向かずとも、簡単な雑用をコツコツ積み重ねることが後々に活きてくるのだとか。貯めて貯めて、ドン。

やはり日をまたぐ直前で明日のことを思う。
色々と考えすぎた。全然、次の行動につながらない。この自らの愚痴とか自虐だってそうだ。
だから、もう考えない。
考えそうになったら、やってみる。やってみたい。やってみせよう。

同じ作業所の利用者仲間である先輩は言う。
「朝の時間帯に歩くととても気持ちがいい。気分が楽だよ」
わたしは何度も頷いて見せて、その場を取り繕う。

まあ、同じ景色を見たいとは思えないけれども。
翌日のわたしが、それなりに感じることもあるだろう。
いつもの日が差す前に起きたならば、勢い任せに出てみよう。
考えそうになったら。とりあえず何とかなるだろう。

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