後ろ指

後ろ指をさす。
Twitterで情報を得るくらいだけど、メンタル強めの人らは共通して自分とは関わりがないものにとらわれない。きちんと受け流すことで自分を保つのだとかなんとか。
面白いと思う。
単に言葉遊び。後ろ指をさす人、足を引っ張る人のいずれについても、的となる対象からは数歩も遅れを取っている。その間にどんどん離されていってしまうのだなあと。

ただ、どうにも自分がお節介焼きな性格であるためか、ちょいちょい振り向いて相手との距離間を確かめてしまう。離れるどころか見放すことさえできていない。
今ふとよぎった。もしかすると、目には目を的な考え方でその後ろ指や足の引っ張り合いに混じって、嬉々と楽しむことがあるようだ。
よし、次は俺の番な。どうだろう。この後ろ指は、陰口は、見事な引っ張りはとかやってるうちに、やはりその対象はすたすたと前へ歩いていて遠くへ見えなくなったりである。
追い抜かれる喜びを自分ではうたっていたものの、実際はひねくれた性根による鈍間な歩みなのだ。

気づけたからには正していきたい。
手を止め、足を止め、一等賞のレールから外されていたとしても。
道が続かなければ続かないなりに最奥を目指す。そんな走り方へとつなげていけたらいい。
まあ、文字通りにぼんやりとゴールは見えていない。

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