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カウリスマキを愛でる会レポート@西荻窪

1月28日(日)西荻窪
カウリスマキを愛でる会のレポート

遅くなりましたが、ノルドベース2024年最初のイベントでした。割と毎年1月のメンタルがボロボロなのですが、今年も例に漏れず落ちていて、暇さえあればカウリスマキの映画を見ました。気づけば日々カウリスマキ映画の登場人物のように表情に乏しく、笑顔もなく、ままならなさに対するあきらめのオーラを纏った日々。それでもユーモアと微かな希望を与えてくれるカウリスマキ作品に、どれだけ救われたことか。
私は今、カウリスマキの映画に出演中なんだと自分に言い聞かせ、雇用主にクビを言い渡されて、エプロンや鉄仮面を突き返し無表情で「辞めてやる」カウリスマキ的失職シーンを自分でも何度も妄想して過ごしました。

そんなわけで、この素晴らしきカウリスマキの世界を誰かと分かち合いたいと思い愛でる会を企画。

まず多くの映画を見、ご自身も映画制作中のmioちゃんに声をかけたら、参加しまーす!と即答。それから映画好きのmotokoさん、最後に最近カウリスマキにハマり始めたみのる君がエントリーしてくださいました。

場所は西荻窪の聖地juhaさん。素晴らしいロケーションと完璧な音楽の中、4人でひたすら愛でる愛でる。motokoさんが公開当時に見にいったパンフレットをたくさんご持参くださり熱狂。

労働者の労働部分をしっかり描く(工場のシステムであったり、食器を洗う作業、工事現場の作業など)ところが私は好きです。それによってその人物の生活と社会がグッと現実味を帯びる。また天安門事件であったり、「枯葉」であればウクライナのラジオニュースをフィルムに刻み込む、映画の性質を利用したメッセージ性も痺れる。あとは弱い立場、NOと言えなかったり、犬のように忠実に仕え、おかげで犯罪に巻き込まれたり逮捕されたりとんでもない不幸が降ってきたり、、、ありえないくらい不器用で鈍臭い登場人物たちがどうにも愛おしく、その鈍臭さは自分と重なって見えたり。
 とまぁ、他にも色彩がいいよねとか音楽最高、役者さんがいい!など、話はつきませんでした。
毎年1月に恒例開催としますので、来年ぜひ。その瞬間の自分とカウリスマキ映画の関係性を語りましょう。
mioちゃん、motokoさん、みのるくん、ありがとうございました😊🐕

#カウリスマキを愛でる会 #アキカウリスマキ #西荻窪 #juha さん

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