アルルの街に向かっています
Bonjour, みろにーです。
今私は、南仏のアルルの街へ向かっています。
行きの電車に揺られながら、日本は意外と自由度の高い国だよねという話をしていました。
フランスはとても自由だと思いがちですが、政治的な目線で見ると制約がとても多いです。
例えば、飲食店を始めたいと思ったとき。
日本では衛生管理の資格を取って物件を借りれさえすれば、すぐに始めることができます(だいぶ端折っていますが)。
しかしフランスでは、そもそも街中の飲食店の数が決まっていて、既存のお店が辞めるタイミングで営業権を譲ってもらう必要があるらしいです。
そのエリアのお客さまを引き継ぐという考え方のため、いままでのお客様をも買い取るような内容の契約が必要になってきます。
もちろん他の方法で新規OPENすることも可能ではあるそうですが、それには膨大な資金が必要です。
飲食店ひとつをとってもそんな感じなので、法律でがっちり守られている分、制約も出てくるのですね。
それと比較すると、日本はとても自由です。
COVID のときも、緊急事態宣言がでましたが、あくまで「お願い」しかできない政府。
そのため、外出するかしないかは、自分で決めることができました。
そういう自由があるという事実に、日本の中にいる間は気づくことができなかったなぁと思うのです。
外にでるからこそ、客観的に見ることができ、比較が可能になる。
若いうちにこそ海外に行ったほうが良いと世間で言われているのは、こういうことも理由の一つにあるのかなと思います。
ただ旅行するだけでは、ここまで政治のありかたや日本の立ち位置、歴史について考える機会は訪れなかったでしょう。
長期で海外に滞在する意義を、最近は痛感しています。
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さて、ゴッホが過ごした街として有名なアルルですが、なんとアルルにはゴッホの絵画は一点も残っていないそう。
世界中に広まってしまったのですね。
絵が見られないのは残念ですが、ゴッホの描いた風景はあるので、ゴッホが見た景色を楽しもうと思います。
そして一番の目的は、タイトルにもあるように、写真祭。
世界最古のフォトフェスティバルということで、街をあげてのイベントです。
7月から9月まで約2ヶ月もの間開催されるので、その規模の大きさが伺えます。
恥ずかしながら知らない写真家さんばかりなので、勉強も兼ねて行ってこようと思います。
きっと何らかの形でレポートも残すと思うので、ぜひ楽しみにしていてください。
それでは、今日はこの辺で。
Salut !
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