見出し画像

「食」と向き合い、わたしはもっとわたしらしく。-マクロビオティックを始めました-


カレーライスを作るのが精一杯だったわたし。
一人暮らしを機にいつしか料理の楽しさや美しさにすっかり魅了されるようになり、去年からはマクロビオティックの料理教室に通い始めました。

みなさんマクロビオティックという言葉、ご存じですか?

料理教室に通い始めてからのこの1年、ますます料理は楽しくなり、そして体調が安定しただけでなく気付いたら心まで変化していました。

そんな素敵なマクロビオティックとの出会い、そしてわたしの変化について綴りました。

マクロビオティックとは

きっとまだ馴染みにない方のほうが多いかもしれません。カタカナ表記なので、最初は私も海外のものかと思っていましたが、日本から始まった動き。

マクロビオティックでは自然の法則に沿って生きること、その方法として私たちの身体や心を作る「食」を通して自然の環境(=食べ物)を取り入れることを大切にされています。

基本的に動物性のものは使いませんが、ヴィーガンなどの制限食ではなくて、日本人が昔から長く食べてきた食材で、できるだけ自然に沿った方法で作られたものを使います。

マクロビオティックとの出会い


わたしは2年前まで看護師として現場で働いていましたが、退職したタイミングで訪れたのが長野県安曇野市にあるリトリート施設「穂高養生園」。


マクロビオティックをベースとした、地元でとれた野菜や穀物を中心にひとつひとつ丁寧に作られたお料理は、心も身体もカラカラだった私の中に深く深く染み渡るようでした。


動物性のものを使わなくてもこんなにもおいしく満足できる、そして身体にやさしい料理ができるんだと驚き、必死でレシピを書き留めました。

その頃は数年前から突然発症したアトピー性皮膚炎が悪化していたこともあり、食の大切さを改めて見直すきっかけになりました。

今思うと、病院で看護師をしていた頃から、何故こんなに病気になる人が多いのか疑問に思うようになり、究極は「食を正せば世の病は消えるのではないか」という考えに辿り着いていました。
いつか食を通して人の健康に関わることができたらと漠然と思い描いていたので、自然な流れだったのかもしれません。
(もちろん食が全てではないと後に壁に当たりましたが)

穂高養生園を訪れて以来、自己流でマクロビオティックを実践し始め、それがまた楽しくて本格的に料理を学ぶことに決めました。

着るものを選ぶように食べ物を選ぶ。


料理教室では食材の選び方、切り方、火の通し方から、今の食を取り巻く現状、陰陽や身土不二などマクロビオティックの基本とする考え方などを学びました。

そして、その時の季節や環境、自分の状態に合わせて取り入れるものや調理の方法を変化させていく大切さも教わりました。

どの料理も身近にある食材で、調味料は砂糖は使わず、塩、醤油、味噌、油など日本の伝統的なもの。至ってシンプル、だけどとっても美味しい。


実践していくうちにどんなものを食べると身体はどんな反応なのか意識するようになり、その変化を敏感に感じ取れるようになりました。

「今日は寒いからもう1枚着ようかな」
そんな感覚で今日は何を食べよう、ご飯は玄米かな白米かな・・なんて自分の体調と食べ物をとても意識するようになりました。

そうすると予防的に食事を整えて体調を大きく崩すことも減り、気付けばやりたいことをたくさんアクティブにやれるようになっていました。

数年悩んでいたアトピーも、すっかり治ってしまいました。

食と向き合うことは、自分らしく生きる道しるべ

「マクロビオティックは常に変化する環境、体調、季節に合わせて食を変化させることで、バランスをとり、自分をよりよくしていくこと」

先生が初級クラス最後の講義で話されていた言葉。

「今の自分に必要なものが分かってくると、
自分が本当にやりたいことが分かってくる。」


とっても深い視点、
そしてまさに私がこの1年で感じてきた変化はこれだったんだなと先生の言葉をとても丁寧に受け取ることができました。


今まで当たり前としていたことにも違和感が働くようになり、自分のやりたいこととやりたくないことをより正確に分かるようになってきたなと感じていたけど、これは食と向き合ってきたからこそだったんだなぁ。


今は時間が足りないくらいやりたいことだらけで、だからこそもっと体調を整えて元気なわたしでいたいと思っています。

そしてそんなわたしに出会えたことを、
とっても幸せに感じられています。


一時期は食を取り巻く現状を知れば知るほど
あれもダメこれもよくない・・極端に振れて家族を巻き込んでしまうときもあったのですが、今はそんな自分も受け入れてあげようと思えるようになりました。

だからこそ、どんなものも感謝の気持ちで頂こう、次の世代にも残したいものをできるだけでいいから選んで食べようと思うえるようにもなりました。



“自分が本当にやりたいこと”は案外誰かの価値観だったり、日々の忙しさや溢れる情報の中で埋もれてしまうけど、
これからきっと色んなことが大きく変化していく、だからこそ、わたしはもっとわたしらしく
限られた時間を最大限に楽しんでいたいと強く思うのです。

“なりたい自分になるための
コンパスとしての「食」”

ますます料理が好きになりました。
そしていつかわたしも、料理を通して自分らしさに出会う素晴らしさを伝えられる人になれたらいいなと思うようになっています🌸

料理を教えてくださっている由希子さん、本当に感謝です☺️
わたしがお世話になっている料理教室はこちら🌿


まだまだ学びは続きます✨
春からの次のクラスも楽しみです🌸

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?