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とりとめもない

傍から見たら、充分、いや、十二分に恵まれているのだと思う。

それを知っているからこそ、何も不満が言えなくなる。

もっと大変な人はいるよ。もっと厳しいことに直面している人はいるよ。

じゃあさ、そうしたらさ、私の不満はただのわがままになる。

自分の中にしかない不満と違和感を誰にも共有できない。

話せない。

何言ってんだって。なるんだって。

だから、いつも孤独な気がするの。

誰にも理解してもらえないって。

苦しさを分かってもらえないって。

そして、言われるの。

「誰に理解してほしいの?」

「すべてを理解してもらおうなんて無理だって」

「苦しさなんてみんな抱えてるから」

っていう言葉で、我慢を強いられる。

私はただ、みんな抱えてるなら、どうやって向き合ってるのか聞きたいだけなのになぁ。

いちいち反応するのが悪いって。

私って、悪いの?

誰も味方いないの?

違った、違った。

私には味方がいた。家族ではない。親友?幼馴染?とにかく大切。

私がその子に何かをしてあげれることは何もないし、いつもしてもらってばっかりなんだけど、それで彼女は満足だという。

私が嫌いな私のことを「私は好きだよ」と言ってくれる。

大切にしなきゃ。大切にしたい。って思うのに、どうやっていいのか分からないの。

彼女は私のことをよく理解してくれているけど、私は彼女をそんなに理解できていないと思うの。

何が好き?どんな男性がタイプ?何を欲しがってる?何されるのが嫌?

分からないことが申し訳ない。

なんでこんな私と一緒にいてくれるのか分からないほどに。

そういう人がいること自体、また「恵まれてる」になるんだろう。

私は、恵まれている。恵まれている。恵まれている。

だから、不平不満を言っちゃいけない。

これ以上を望んではいけない。

それが苦しいのに。

不平不満なんてみんなもってるのにさ、なんで私だけ言っちゃいけないんだろう。

意味、分かんないよ。

アドバイスという名の行動制限はもう嫌だよ。



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