JLPTが終わった今が生徒の募集時

先日、日本語能力検定がありました。日本語の先生方、試験が終わってホッとしていますか?生徒が減ってしまう、また新規の生徒を募集しなきゃと心配していらっしゃいますか?

今が狙い目です。JLPT終了を機に、過去にレッスンを受けていたけれど消えてしまった「幽霊生徒」たちにメッセージを送ってみましょう。私はそれがきっかけで、この二日間で、それぞれ4カ月、半年連絡が途絶えていた生徒からの予約が2件入りました。

「幽霊」たちの中には、突然いなくなった方もいらっしゃいますが、「学校・仕事が忙しくなったから、しばらくお休みするね」と事前に行ってからレッスンの長期お休みになっている方など様々です。

なぜこのタイミングで生徒を募集しようと思ったか

私の現在教えている生徒も3名がN3、2名がN2を受験しました。もともとJLPT対策以外のレッスンもしていた方たちで、長いお付き合いだったからか、試験終了後に全員、「うまくいったと思う」「リスニングは自信がない」など、報告をしていただきました。私の予想では、全員おそらく合格です。
N3を受験したうち一人は、付き合いは2年以上ですが、レッスンを長期でお休みすることが多い方で、今回もJLPT対策が終わったら少しお休みするとおっしゃっていました。ですので、先週の受験前最後のレッスンでいちおう「さようなら」をしました。

つまり固定の生徒が一人減ったわけです。減った枠はこのままでもいいかと思ったのですが、昔教えた生徒に一応連絡してみることにしました。

新規生徒ではなく過去の生徒に戻ってきてほしいわけ

Preplyのプロフィールは今隠している状態ですが、公開して完全に新規の生徒を募集するという方法もあります。ただ、私はできれば過去に一回でも話したことがある人に戻ってきてほしいと思います。
その理由は、まず冬に旅行に行く予定があるということです。新規の生徒が何を求めているかは前もって予想することができません。ときどき「冬休み中に週に4回の集中的にレッスンをしたい」、「来週の大学の試験の試験対策をしたい」などというピンポイントなリクエストが来ます。トライアルレッスンの予約前に問い合わせてくれればいいのですが、結構な確率でいきなり予約を入れて、初回レッスンでそういうリクエストをされることがあります。
当然、私の現在の予定と合わない、などと言えば大抵の方はわかってくださるのですが、「初回レッスン代を無駄にされた!」と逆恨みして、悪いレビューを付けられる可能性があります。

ですから、完全フリーでどんな人でも受け入れられますという状態にないときは、レベル感、レッスン内容、レッスンの頻度、レッスンを受ける時間帯などがだいたい予想できる過去の生徒に戻ってきてもらった方が安心なのです。

声をかけるべき生徒たち

もちろん声をかけるのは戻ってきてほしい生徒限定です。具体的には、私の現在の価格帯である50ドル時代の生徒で、かつ極端に教えにくくない人たちです。3年前の超低価格で教えていた生徒や、教える内容がニッチすぎて汎用性がない生徒には声をかけません(そういう人に限って1年後とかに戻ってきてしまうこともあるのですが・・)。

ちなみに、声をかける人たちの中には、トライアルレッスンだけ受けて、その後音信不通に人たちも含まれます。トライアルレッスンで既に相手のニーズは調査済みですから。

もちろん、過去に何度がお声掛けしても全く返信がない方は、メッセージを送り続けても怖いので送りません。

無難なメッセージ内容

では、どんなメッセージを送ると、再度予約を入れてくれるようになるのでしょうか。私は、いままでにもレッスン数が減ってきたタイミングで、幽霊生徒にアプローチをしたことがあるのですが、10人に声をかけてレッスン予約が1回はいるかどうか、という感じでした。その時の文面はこんな感じです(相手のレベルに合わせて、日本語で送ったり、相手の母語、英語でおくったりします)。

XXさん、お久しぶりです。日本語の勉強はどうですか。またレッスンでお会いできるのを楽しみにしています!

コピペして送るだけですから、これを10人に送るのは一瞬です。そのうち一人が予約を入れてくれれば、それはそれでうれしいです。ただ、残りの9人が無視しているので、こういう営業メールは意味ないのかなと最近まで思っていました。

再度予約率がぐんと上がったメッセージ内容

今回も、「誰に戻ってきてもらいたいかな」と考えながら、Preplyの過去の生徒をざっと見ていました。するとPreplyの未使用レッスン数が残ったまま
幽霊になってしまった方が数人いらっしゃったのです。

20レッスン残っている方もいて、15万円相当です。Preplyは方針がよく変わりますが、一定期間動きがないアカウントは停止されてしまうと聞いたことがあります。再開にはPreplyのサポートデスクにメールを送ったりしないといけないらしいです。

使っていないレッスン数がどうなるかは不明ですが、放っておいたらPreplyの懐に入ってしまうかもしれません。
なお、Preplyは去年ぐらいから完全サブスクリプションシステムになっているので、サブスクリプション導入後にPreplyに登録した生徒に関しては、予約しなかったレッスンは基本的に28日ごとに消滅してしまうようです(消滅させない方法はこちら

という事情もあり、しつこいかなと思いつつ、「長期予約を入れないとPreplyが全部回収してしまうかもしれませんよ」という内容をもっとマイルドにして送ることにしました。
具体的には英語版、日本語版でこの文面です。
するとどうでしょう。送ってから24時間以内に2件の予約が入ったのです。

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