蜜柑の皮で作るローション

乾燥蜜柑の皮と手作りローション

しばらく前から蜜柑の皮のチンキとグリセリンで作るローションを愛用しています。ほのかな蜜柑の香りが芳しく、申し分のない保湿力で、今まで使っていたボディーローションやハンドクリームの購入を止めてしまったほど。

蜜柑の皮の精油主成分はリモネン。その末梢血管拡張作用により血流がUP、お肌をいきいきとさせます。そのほか炎症を抑える効果も。グリセリンの保湿力との相乗効果を期待できそうです。

いろいろなブレンドを試した結果、チンキ剤25mlとグリセリン20mlを水200mlで希釈するものに落ち着きました。詳しい作り方は、以下の通り。便宜上、私が作る場合の配合で説明していますが、後述するように、自分の肌に合うように配合を変えることもできます。ちなみに顔に使用する場合は、この配合だとチンキ剤の量が多いので、チンキ剤の濃度が低い配合に変えてください。

用意するもの

◎乾燥蜜柑の皮                                                 
無農薬、有機のもの。よい効果を期待して体に取り入れるものなので安全なものを。

◎焼酎、ウォッカなどのアルコール             
アルコール度数は35~40度程度。度数が高いほうが有効成分をより多く抽出できます。チンキ剤作成には40度が一般的ですが、私が使っているのは35度の焼酎。腐敗せずに長期保存できています。ちなみに銘柄は「豊永蔵」。有機米を使用した焼酎です。

◎オーガニック植物性グリセリン         
Amazonで購入したものを使っています。200ml入りでかなりもちます。

◎水                 
精製水、フローラルウォーター、ミネラルウォーターなど。水道水は避けます。

◎保存容器                                                          
チンキ作成用とローション作成用の2つ。アルコールをいれるのでガラス素材のもの。

◎小分け用ボトル
必要に応じて。冒頭の写真はMUJIのもの。


  • Tips 
    少量の水を容器に入れ、500wで2分ほど電子レンジにかけると簡単に煮沸消毒できます。


作り方

①ガラスの保存容器に蜜柑の皮(適量)がヒタヒタになるくらいアルコールを注ぎ、2週間以上寝かせる。こうしてできたものがチンキ剤。

蜜柑の皮のチンキ

②別の保存容器に①のチンキ剤25mlとグリセリン20mlを入れ、水200mlを注ぎよく混ぜる。すぐに使用可能。必要に応じて小分けボトルに移し替える。

オーガニック植物性グリセリン

  • Tips
    チンキ剤の量が減ってくると、アルコールに浸からない蜜柑の皮がでてくるので、それは取り除きます。捨てずに湯船に入れると体がポカポカに温まります。


保管

冷蔵庫で2週間から1ヶ月程度。

ローションをカスタマイズ

チンキ剤やグリセリンの配合を変えて自分の肌に合うように調整することができます。以下はその場合の希釈の目安です。

◎チンキ剤
10~20%の濃度で配合する。
ローション50ml作る場合を例にすると、チンキ剤5~10mlに対して水40~45ml。顔に使用する場合は最低濃度で。

◎グリセリン
10%の濃度を超えないように配合する。 
ローション50ml作る場合を例にすると、10% 濃度はグリセリン5mlに対して水45ml。
なぜ10%を超えてはいけないかというと、グリセリンには吸湿性がありますが、10%の濃度を超えると逆に肌から水分を吸収するように働くため。お肌から水分が奪われカサカサになってしまいます。

おわりに

自分の肌に合うように調整できるのが手作り化粧水のよいところ。お財布にもやさしいのでおすすめです。

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