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日替り魚ランチはゼロカロリー


長年食べる暇もないとか言って仕事にかじりついていたけど
どうしても食べたいと思えば意外となんとかなるものだと気づく
最近、昼メシはとても重要だと思えてきた
意識がはっきりしている時間帯においしいものを食べておきたい
満足して程よく力を抜き、遊びがある状態でいる方がいい
時間がズレたとしても、食べるのを喜ぶ時間は取りたいもの


ランチ難民を経てやっと見つけた安住の地
小京都の風情…なんてのは言い過ぎかもしれないけれど
木造建築でできた老舗料亭?それとも居酒屋なのかよくわからないので
初めて訪れる人にとっては入り難さでいうと150点か
のれんをくぐり引き戸の玄関から入って靴を脱ぐ
なるほどここは夜懐石料理を出すようなお店なのねと察して急に財布の中身を気にし出す
実際昼メシ以外では気軽に来れない


掘りごたつカウンター席と言ったらいいのかな、座るとわかる床暖のありがたさ
後ろには掘りごたつテーブル席
奥に見えるのは障子で締め切られた広間がある
店内はスロージャズが流れているのがこれまたおしゃれ
席に着くとすぐにあたたかいお茶を出してくれる物静かな雰囲気の女将さん(かどうかは不明)
「ぁ…日替わり1つ」なんて柄にもなく控えめな声になる
この純和定食の日替わりメニュー850円に出会ってから毎日が楽しくて仕方がない


酢の物、漬物、ミニ刺身、サラダ的な何かで小鉢4つも付いてくる
1つ1つこれまた丁寧にお料理されていてどれもおいしい
おひつでご飯が出てくるのが何だかほっこりする演出なのがまた好きで
実際2杯ちょっとあるので、多い人には多いと思うけど体育会系の私はぺろりです
お味噌汁にいたっては丁寧にお出汁を取った感じの優しい味わい
そしてメインの皿は旬の魚介類を使ったおかずなのがたまらない
当然だけど日替わりで違うものが出てくる(小鉢も日替わり)
シンプルに焼き魚の時だって家庭ではできない抜群の塩加減なの
煮魚だってあんなに優しく上品な味わい、自分では絶対に真似できない
おかずに対してご飯が多いという人は、申し出れば最初からご飯を少なめにしてくれるらしい
あたしゃ申し出ませんよ死んでもね、だってご飯もおいしいんだもの
小鉢1つでごはん1杯いけちゃうっていうのは本当においしい証拠
だって小鉢がおいしいお店は大正解


親愛なる東北民のアイドル・サンドイッチマンの伊達さんが推奨するカロリーゼロ理論でいくと
和食は全部カロリーゼロでいい
野菜や魚なんてのはヘルシーなイメージのある食べ物だからゼロでいい
おひつご飯平らげようが健康上何ら問題ない


なのに、なのにだ!!
いや、だからあの、それでも嘘みたいに体重増えるのなぁぜなぁぜ…
下半身がどんどんたくましくなっていると特定多数から指摘を受けたりする
人が言うことになんかいちいち傷つかない図太さはある
ただ…服が入らなくなるのは困るんだよなぁ


いつかの焼カレイ
いつかの赤魚味噌煮
いつかの白子ポン酢煮

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