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ワクだけではない!コロナ検査と新規感染者数もまだまだ闇深い!?【米国コロナの謎解き】

売れなくなってから、無料でお届け

数年前に行ったことがあるような(聞いたことがあるような)名前の皮膚科から、セールスメッセージが届きました。

ただいま、(医療機関名)では、自宅用コロナ検査キットを
毎月あなたの玄関間先まで、無料でお届けするオファーを開催中です!
詳細は・・・・

”コロナ検査”という単語と、メールの送信者である皮膚科の名前を何度も交互に見返してみました。

ん?Dermatologyって皮膚科だよね?

間違いなく、皮膚科が無料でコロナ検査を送ってあげるよというセールスレターです。

何だこれ?

アメリカ・・・少なくともテキサスでは、コロナ騒動はすでに過去の話。仮に咳が出たり、鼻水が出たりした時に、コロナを疑って、簡易キットを使ってチェックする人なんかいるのかな?という気がします。そもそもそのような”風邪の症状”を街中で見かけることは、私自身、ここしばらくなかったと思います。ちなみに、簡易検査キット自体は我が家にまだ数セット残っていますし、そのような家庭も少なくないのではないかと思います。ちなみに、簡易検査キットの備えが必要だと多くの人が考えていた頃、簡易検査キットは有料でした。

今更、無料のキットを送ってくれると言われても、何だこれは?と、気になったので、詳細ページを確認してみたのですが・・・・。

バイデン政権は2022年4月、健康保険会社やメディケアに自宅用検査キットの費用を負担するよう義務づけました。

2022年4月といえば・・・次のグラフの通り、オミクロン株の猛威が落ち着いた頃でした。無料にするのであれば、「オミクロンで大変だ!」と政府やメディアが大騒ぎしていた2021年度中に行うべきではないかと思うのですが。

Googleの情報ページより

グラフを見ると、5月くらいから8月にかけて少し上昇しています。しかし、もし、この政策を決定し、保険会社に通達するまでにどれくらいの時間かかるのか、わかりませんが、もし、数日で可能であるのならば、遅くとも2021年12月には導入するべき他でしょうし、逆に数週間以上かかるのでしたら、出したタイミングが感染者数が抑制できていた時期、つまり、検査キットの需要減の時期で、今更何を?となります。

さらに、日本のメディアは「最近、アメリカで感染者数が増えた」と報じているようなのですが、上記のグラフで見る限り、ん???です。このことについては、最後の章で改めて検証したいと思います。

皮膚科がコロナ検査を案内する謎

さらに、今回、私が受け取った案内は、行きつけでもない皮膚科からのものでした。せめてプライマリードクター(行きつけの家庭医)であるならば、時期が変だなとは思いつつも、ブースターやインフルの予防接種の流れで、コロナ検査も売りたいんだな〜とそれくらいにしか思わなかったと思います。

しかし、なぜに皮膚科がコロナ検査を?

メールを受け取った瞬間、”コロナ””皮膚科”という単語から、”ワクチン””帯状疱疹”という連想ゲームが頭の中で起こったのですが、そうではなく、皮膚科が売りたいのは、コロナ検査です。もちろん、対象商品は、自宅で完結できる簡易検査ですから、売り主にコロナ検査の知識の有無は関係ありません。

皮膚科は単に”運び屋”
(運び屋?ん?どっかで聞いたような・・・?)

なのですから、誰が販売しても問題はないわけです。とはいえ、何だか気になりましたので、当該皮膚科のサイトで、この案内にあった、無料検査の定期便希望者の同意事項を読んでみました。

  • 本検査は個人利用するための注文(雇用目的や他人への転売、寄付を目的としたものではない)

  • 保険会社が 1 ヶ月にカバーする検査数を制限する可能性、他の機関に注文した場合、その検査がカバーされな い可能性について理解した

  • 検査キットに対して支払うべき金額をすべて私の医療機関に支払うことを承認

  • プロバイダおよびこれらの業者が、プロバイダおよび/または業者に提供した私の連絡先情報を用いて、今後、補充に関する注意事項、治療代替案または私が関心を持つと思われるその他の医療関連給付およびサービスに関する情報を私に連絡することに同意

  • プロバイダが返品不可の方針をとっていること、また、私の保険会社から支払われる金額を差し引いて、私がプロバイダに検査費用を直接支払う可能性があることを理解した

最初の3つは、理解できます。怖いなっと思ったのは、その下の2つです。

地味に不安な要素は、3つ目の”私が関心を持つと思われるその他の医療関連給付およびサービスに関する情報”。範囲が広すぎて、一度、同意したら最後、どれだけ多くの情報を送りつけられてしまうか。それにこの無料簡易検査キットに飛びついた顧客としてリスト計上されたとすれば、”考えなしに無料に飛びつく人”フィルターをかけられているようなものですから・・・。

最も怖いのが最後の”返品不可””検査費用を直接支払う可能性がある”です。これは少しアメリカの保険制度の背景情報が必要ですので、補足します。日本だと、患者が3割、または1割負担ということで、会計時に自分の負担額が明らかになります。しかし、アメリカでは、保険が自分が受けた治療に対していくら負担してくれるのか?というのは、医療機関も、患者も、保険会社が最終的に負担金額を決定するまでわからないという怖さがあります。これは本当に謎な制度で、年1回奨励されていて、保険会社も無料受診を提供している定期検診でさえも、受診した数週間後に、病院から微妙な請求が行われることがあります。それも定期検診での代表的な項目である血液や尿検査に対して、保険会社が満額払わなかったため、その分を患者が負担してください・・・と。しかも、この負担額がかなりモヤモヤするのが100円とか150円とかなのです。

この金額だといちいち文句を言ってくる人も少ないでしょうから・・・。
とはいえ、膨大な数いる保険加入者から100円でも回収すると、
保険会社としての儲けはいくらになるんでしょう?

ついつい心の声が文字化してしまいました。

何はともあれ、今回の検査キットでも、無料となっていますが、最終的に保険負担を決めるのは保険会社である以上、最終的には受取った者から数10円レベルでの回収があるかもしれないということです。

もちろん、今回は、同じ”新型科学”利権グループのバイデン政権が無料と言っているので、無料ですむ可能性も高いと思います。しかし、無料っていっても、政府が行なっている事業は全て原資は税金ですから、”無料”に騙されてはいけません。無料だからと言って、不要なものを受け取って仕舞えば、売主はホクホクできるわけで、ホクホクしたい人たちは、自ずと”新型科学”の利権グループに加入したがるという状況が推測できないでしょうか。

アメリカのコロナ感染者数にまつわる新たな謎

最初の章で、アメリカ全土のコロナ感染者数についてのグラフをシェアさせていただきました。その時にも、日本のメディアが報じる「アメリカでの感染者増」に対して、グラフ的にも、アメリカ在住者としての実感としても疑問を感じていると申し上げました。日本のメディアが”アメリカ”という時、それはカリフォルニアやニューヨーク等のリベラル州のことであることが多く、保守州テキサスの現状とはどうも違うということが多々あります。今回もまた、ニューヨークやカリフォルニアが部分的に大変なことになっているのかと思って、チェックしてみたのですが・・・。

Googleのコロナ情報ページより

グラフで見る限り、特に大変なことになっている感じはしません。さらに、テキサス州も・・・グラフの動き自体は。メディアがいうほどの”感染増”ではありません。(すみません。ニューヨークは州ではなく、ニューヨーク市のデータを引っ張ってきたようです)

Googleのコロナ情報より

しかし、ここで注目していただきたいのが1月11日時点での新規感染者数、3万6千人です。この数は、ニューヨーク州やカリフォルニア州に比べてかなり悪いことになっています。しかし、”7日間の平均”を見ていただくと、桁が違っています。なんだこれ?なのですが、実は1月5日から10日までの6日間は新規感染者数がゼロなのです。1月11日の新規感染者数である35,921人を7で割ると、1日あたりの平均が新規感染者数が5,132人となるわけです。

さらに、1月4日の新規感染者数は、40,198人ですが、12月29日から1月3日までの6日間は新規感染者数がゼロ。ですので、7日間平均は5,742人となります。

12月28日の新規感染者数は32,733人ですが、12月22日から12月27日までの6日間ゼロで、7日間平均が4,676人となります。

統計を週1報告に変更した?

とも思ったのですが、12月20日〜12月27日までの6日間は少し状況が違います。

  • 12月15日 42人

  • 12月16日 370人

  • 12月17日 ゼロ

  • 12月18日 ゼロ

  • 12月19日 570人

  • 12月20日 987人

この感染者数がゼロまたは1000人以下の6日間を挟んで12月14日と21日に大きな数字がきます。

  • 12月14日 28,298人

  • 12月21日 29,345人

この奇妙な現象が始まったのが12月7日で、この日の新規感染者数は27,870人で、12月14日に挟まれた6日間は、同ゼロまたは700人以下となっています。

毎週水曜日に何が起こっているのでしょうか?

これがまだ月曜日に起こっているのであれば、検査機関が土・日休みだったのではないかと考えることができます。しかし、現在の検査は24時間以内に出るでしょうから、報告や検査が遅れたところがあったとしても、水曜日に大量集中するのはおかしいと思うのです。

TOKYOのゆりこちゃんあたりがこのデータを見れば、「土日に出歩くから感染が広がっているのです!(土日に感染したものが2、3日の潜伏期間を経て水曜日に増加)」などと言いそうですが、それも違います。なぜなら、アメリカでは、12月17日くらいからクリスマスホリデーが始まっていたからです。地域や企業によって差はあるかと思いますが、この期間は1年の中で最も移動が多い時期の1つとなります。さらにクリスマス前後の1週間くらいは、アメリカ全土を寒波が襲い、自宅で十分な保温対策ができない方向けのシェルター等もできていました。保温シェルターは暖は取れますが、感染対策の意味からは”最悪”ということになります。同時期に飛行機が飛ばなくなって、空港に閉じ込められたり、狭いバスでの長距離移動を強いられた人たちも大勢いました。このような状況も感染対策上、あまり良くない状況です。しかし、新規感染者が激増するのは、週に1度ペースなのです。

ウイルスって超マイペース?

この奇妙な現象について、他にも1週間に一度だけ、不法移民のデータ等、通常の集計とは別の何らかのデータがプラスされるために、このような現象が起きている?とも考えてみました。しかし、死亡者数もやはり7日間に1度、急にたくさんの方が亡くなる日というのが存在します。新規感染者数が激増する日と死亡者数が増える日は同じ日です。

Googleのコロナ情報ページからの情報を表にまとめた

この感染者数が増加した日と死亡者数増の日が同じというのも、一見、関連性があるようで、よくよく考えると奇妙です。たとえば・・・

  • 陽性だと分かった日に、亡くなっている

  • 陽性の診断が出てからちょうど1週間で亡くなる

このようなことがない限り、たまたま週1で、しかも新規感染者数が激増した日に死亡者数も増えるということがないと思われるのです。しかし、この2つもありえないケースと言えます。”死亡した人にコロナ検査を行い、陽性だったらコロナ死にする”という路線も考えてみたのですが、感染者数に比べれば、死者数が多くないため、この亡くなった方のコロナ検査が新規感染者数に影響を与えることはないかと思います。

ちなみに、カリフォルニア州やニューヨーク市も定期的に棒グラフが突出している日があるようです。

念の為、Googleで提供されているデータ通り、”新規感染者数”という言葉を使いましたが、これはあくまでも陽性者数であり、陽性者=感染者ではありません。そのように考えると、何かしらの理由から、水曜日に所属するメンバーに検査をかしている大規模団体があるのかもしれません。とはいえ、死亡者数もやはり水曜日に増えるわけですから・・・。

いずれにしても、「1月11日の新規感染者数は35,921人でした」と報じるのなら、「その前の6日間はゼロでしたが」ということも報じるべきです。7日に1度感染者が激増するなんて、それ自体がニュースではないでしょうか。そうしないところを見ると・・・定期的に「感染者数が激増した」というニュースが出せれば、人気薄になってきた、”新型科学”の製品をあの手この手で売りつける理由づけができるわけですから・・・ねぇ〜っと思ってしまうわけです。

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