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ワクチン推進訪問キャンペーン:過去の成功体験をとく推進派の声

ワクチン接種推進・戸別訪問キャンペーン

アメリカでのワクチン接種を推進する取り組みとして、バイデン政権が一推しするのが、アンバサダーがボランティアがコミュニティのメンバーに直接連絡を取り、COVID-19ワクチンの安全性と有効性に関する情報を広める訪問キャンペーン。背景には、成人の約68%が少なくとも1回の接種を終えた米国ですが、全国的な進展が頭打ちになっていることです。前回の反対意見に続き、賛成意見を紹介させていただきます。

はじめにバイデン大統領の本政策を推進する意向は下記の通りです。

“Now we need to go to the community by community, neighborhood by neighborhood, and oftentimes, door to door — literally knocking on doors — to get help to the remaining people,”

私的な感情が入らないよう、グーグル翻訳をそのままコピペすると、《「今、私たちはコミュニティごとに、近所ごとに、そしてしばしば、残りの人々の助けを得るために戸別訪問-文字通りドアをノックする-に行く必要があります」》。

誤情報が接種の進捗低下を招いている

healthlineの記事によると、アメリカで、コロナワクチン接種の進捗が低下しているのは、誤情報に起因したワクチンへの躊躇(vaccine hesitancy)が起こっているためと言います。そのため、バイデン政権は、コミュニティ主導の草の根運動に焦点を合わせ、ワクチンが安全で効果的であるというメッセージを伝えるためのキャンペーンを行うことにしたが、これに対しても、一部の政治指導者が、パンデミック全体に広まっている反科学のレトリックの多くと同様の批判を行っているー記事は反対派への批判から始まっています。

以下は、 ホワイトハウスのCOVID-19コーディネーターであるジェフ・ジエンツ氏の発言の引用です。

“For those individuals, organizations that are feeding misinformation and trying to mischaracterize this type of trusted-messenger work, I believe you are doing a disservice to the country and the doctors, the faith leaders, community leaders, and others who are working to get people vaccinated, save lives and help end this pandemic,” Jeff Zients, White House COVID-19 coordinator, said in a COVID-19 news briefing.

《「これらの個人、誤った情報を提供し、この種の信頼できるメッセンジャーの仕事を誤解しようとしている組織にとって、あなたは国と医師、信仰の指導者、地域の指導者、および ホワイトハウスのCOVID-19コーディネーターであるジェフ・ジエンツ氏は、COVID-19の記者会見で述べた。》

グーグル翻訳がちょっと謎でしたので、簡単にまとめますと、反対派が垂れ流す誤情報が、パンデミックを制圧し、人々の命を救おうとする、国や医師たち、絶対的な信頼感のあるリーダーやワクチン接種推進に尽力する人々の邪魔になっている!とのことです。

貧困層の多いエリアでは有効

同記事では、DCでコロナウイルス関連の死亡率が最も高いワシントンDCの第8区での取り組みが紹介されています。この地域は、主に黒人で低所得のコミュニティであり、住民にワクチンを接種する責任を負っている人々の圧倒的多数は、地元の組織、教会、そしてボランティア。今年初めには、第8区のサウスイーストテニスアンドラーニングセンターで集団予防接種イベントを開催しました。このイベントでは、食事、DJ、およびメンタルヘルス相談や血圧測定などの追加の健康サービス、Uberでの無料送迎等を提供することで、イベントが住民にとってより魅力的なものになったと言います。これらの魅力的な企画は、同地区の住民と彼らの生活状態、ニーズを把握する地域ボランティアたちが行ったからこそできたということでした。同イベントでは、同地区の約900人がワクチン接種したとのことでした。

記事内にあった、ジョージワシントン大学の医学教授であり、Rodham Institute(ワシントンで健康格差の問題に取り組んでいる組織)の創設者であるJehanEl-Bayoumi博士のコメントが下記です。

“Community-based organizations know their neighborhoods intimately,” El-Bayoumi wrote in an op-ed for The Washington Post. “They know who has an internet connection, who is food insecure, who has lost someone to the coronavirus. They know the obstacles that impede the path to good health.” These organizations are also aware of the varied reasons residents have yet to be vaccinated, which are not always based on antiscience beliefs, El-Bayoumi emphasizes. “In under-resourced communities such as Ward 8, people must decide which competing priority gets their immediate attention,” she wrote in the Post. “Paying the rent or putting food on the table can make preventive care or registering for a vaccine — even a lifesaving one — fall to the bottom of the to-do list.” “Something interesting people told us was ‘we like how it feels here,’” El-Bayoumi told Healthline. “When people are feeling disenfranchised, having an open, nonjudgmental, fun place where people feel they are respected and treated with dignity is so important.”
《「コミュニティベースの組織は彼らの近所をよく知っています」とEl-Bayoumiはワシントンポストの論説に書いています。 「彼らは、誰がインターネットに接続しているのか、誰が食糧不足であるのか、誰がコロナウイルスで誰かを失ったのかを知っています。彼らは健康への道を妨げる障害を知っています。」これらの組織はまた、住民がまだ予防接種を受けていないさまざまな理由を認識していますが、それは必ずしも反科学的信念に基づいているわけではない、とEl-Bayoumiは強調しています。「第8区のようなリソース不足のコミュニティでは、人々はどの競合する優先順位がすぐに注目されるかを決定する必要があります」と彼女は投稿に書いています。 「家賃を払ったり、食べ物をテーブルに置いたりすると、予防ケアやワクチンの登録が可能になります。命を救うワクチンであっても、やることリストの一番下に落ちる可能性があります。」「興味深い人々が私たちに言ったのは、「ここでの気分が好きだ」ということでした」とEl-BayoumiはHealthlineに語りました。 「人々が権利を剥奪されていると感じているとき、人々が尊敬され、尊厳をもって扱われていると感じる、開かれた、判断力のない、楽しい場所を持つことはとても重要です。」》Google翻訳のコピペより。

米国でのポリオ撲滅での成功事例

healthlineの記事の中で、南カリフォルニア大学ケック医学校の臨床予防医学の助教授であり、リタバーク博士(災害、パンデミック、および小児期の外傷に対する公衆衛生対応の専門家)は、このような”door to door”の公衆衛生キャンペーンは、目新しい政策ではないと指摘しています。

1940年〜50年代の米国では、マーチ・オブ・ダイムズのボランティア(ほとんどが母親)の戸別訪問でポリオとその予防方法に関する最新情報を広めたことが米国でのポリオの撲滅につながった例をあげ、米国および世界中で何十年にもわたって成功裏に実施されてきたこの政策を支持しています。

同氏はまた、同プロジェクトで、コミュニティが既に知っている人々がアンバサダーを務めることもメリットとしてあげています。

“It’s not federal workers or someone brand new coming in and telling people what to do. These are people that are part of the community. This is going to be done on a local level.”
私の個人的な感情が入らないよう、グーグル翻訳をそのままコピペしますと、《「連邦政府の労働者やまったく新しい人がやって来て、人々に何をすべきかを告げているのではありません。これらはコミュニティの一部である人々です。これはローカルレベルで行われます。」》

“These are community members who are trusted and speak the language and speak the dialect,” Burke says. “That personal touch is really critical because you’re able to have that face-to-face conversation with a person and directly answer any questions or concerns.
《「これらは信頼され、言語を話し、方言を話すコミュニティメンバーです」とバークは言います。 「その個人的なタッチは非常に重要です。なぜなら、人と直接顔を合わせて会話し、質問や懸念に直接答えることができるからです。》

ご参考

反対派の声:AASPによる憲法違反、非倫理的である懸念

個人的な見解:コロナファシズム

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